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□君のために
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〜獄寺視点〜
最近**の様子が妙に気になる。
「**」
「ごめん!バイトに遅れちゃうから先帰るね!」
「はっ…?おい!」
素早く教室を出て行く**に話す暇もなく終わる。
これが最近の放課後。
今日も**は友達の誘いを断ってバイトに行っていた。
つか**ってバイトしてたっけか?
少なくともつい最近まではしてなかったはずだ。
それに**はバイトするほど金に困っていただろうか?
俺は知らねぇ。
「おーい、獄寺ー。帰ろうぜー。」
「うるせぇ、野球馬鹿!俺に話しかけんじゃねぇ!」
「(獄寺くんの機嫌悪すぎる!!)」
あー苛つく。
そんなにバイトバイトって…一体何なんだよ!
何も知らない自分にも腹が立った。
この時、明日が何の日かなんてすっかり忘れていたんだ。
〜獄寺視点終了〜