Short

□Presented word
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「骸、一緒に帰ろう!」




同じクラス且つ彼氏の骸。
今日は彼の誕生日だ。

あれだけ女の子達に囲まれてプレゼントもらってれば誰だって分かると思う。
ま、もちろん私はちゃんとリサーチ済みだけどね!


だから今日は私の家で犬と千種とクロームでサプライズしてあるの!




「はい、ぜひ帰りましょう。」



ニコッと微笑む骸の手には何かが大量に詰まった大きい袋。
おそらく他の子からの誕生日プレゼントだろう。

…何でだろう。
すっごく嫌な気分。




「**?どうかしましたか?」

「え?いや……」

「……あぁ。」



何と言おうかと迷っていると、骸は納得したような表情になっていた。
私の視線で気がついたのだろうか。




「この袋の中身は犬達にあげるので僕は受け取りませんよ。」

「…え?……な、なんでっ!?」

「当たり前です。僕が名前も知らない人間などから貰った物を受け取るはずがないでしょう。
…だいたい、僕は**からの以外は必要ありませんから。」

「…っ」




最後の言葉で頬が一気に熱くなるのが分かる。

嬉しいけど…その女の子達が可哀想な気が…。
それでも嬉しい気持ちが勝っている私は本当にずるい、でも…。




「骸、誕生日おめでとう…大好き…。」



ぎゅっと骸に抱きつく私。
嬉しさと、祝いの気持ち、全てが混ざった行動で。




「おやおや…今日は大胆ですね。
…ありがとうございます、最高の誕生日ですよ。

そして愛してます、**。」





骸は抱き返してくれて、更に触れるだけのキスをした。

私がプレゼントを貰っているみたい…。




「むっ骸、帰ろっか!」

「おや?**からのプレゼントは無いのですか?」

「帰ったら分かるから!だから、帰ろ!」




それから私は骸の手を引いて私の家へと向かっていった。



骸、誕生日おめでとう!






Presented word
(贈る言葉は"おめでとう")





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