へたれ一之瀬の奮闘記

□十一話目!
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あの日以来、俺は皆と距離をおくようになった。
特に、半田とは結構な間話してない。
フィディオも俺に絡んでくるわけでないからやっぱり話さない。
クラスが同じだから全くではないけれど。


「カズヤ、様子が変だぞ?」

「マーク…」


マークに呼び止められた。
だけど、俺は話す気が更々無い。
適当に嘘をついておこう…


「どうした?大丈夫か?」

「俺は大丈夫だよ?……俺はこれから用があるから」


といって、俺はそこから去ろうとする。
だが、マークに腕を掴まれ、静止された。


「カズヤ、そんなにシンイチの件がショックだったのか?」

「マークには、関係ないだろ!!」


俺は無理矢理離れようとする。
だけど、マークに腕を強く掴まれているから離れられない。


「カズヤ、お前はその思いをどうする気だ?」

「………諦めるさ」


それが、俺が出した結論。
俺が諦めれば半田は幸せになれる。


「じゃあ、お前は諦めきれるのか?まだ、シンイチに答をだして貰ってないうちに諦めれるのか?」

「………それは」

「しかも、それでシンイチを避けるなんて言語道断だな。シンイチ、悩んでたぞ。お前と最近話してないって。避けられてるみたいだって」


………。
俺は、結局半田を苦しめるらしい。
はぁ………。


「そこで、仲直りの為にキャンプに行くことになった。カズヤは強制参加だぞ」

「へ?いきなり……?」

「安心しろ。母親には伝えてある。ちなみに引率として各家庭の母親がついてくるぞ」


いつのまに…
母さん、そんな話してなかったよ!?
………て、誰が参加なんだろ?


「ちなみに、お前以外にオレとフィディオ、シンイチ、ディランが参加だ」


全員と気まずいじゃないか!!
ど、どうしよう…


「カズヤ、確かに伝えたぞ。………あと、その日に伝えるんだぞ。勇気をだして、な?」


といって、マークは行ってしまった。
………で、キャンプはいつ行くんだろう?









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