イナイレのほん
□Be looking only me!!
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「カズヤ」
「なぁに?マーク」
君は酷く冷たい表情で俺を見る。
いや、見えてない。
なにも、見えない。
見える筈がない。
「どうして、なんだ?」
「なにが?なんの話し?」
君は理解できないとでも言うように俺に言う。
そう、これは自己満足。
他人に理解などできない。
出来る筈もない。
「カズヤ…」
君はそう、悲しそうに呟く。
恐怖に支配された顔で。
俺は醜いから。
君のその表情を見てもなにも感じない。
いや、喜びしか感じない。
「マーク、」
俺だけを見て?
俺だけをあいして?
俺だけを必要として?
マークがいるのは俺だけだよ。
「あいしてるよ」
そういうと、君はもっと悲しそうな顔をするんだ。
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一之瀬って病みやすそうな気がする。
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