イナイレのほん
□大好きな君だから
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「マーク…」
いつもの事ながらフィディオが俺に話しかけてくる。
俺はフィディオの方に顔を向けずにどうした?ときく。
「……寂しいから、もっと構ってよ……」
フィディオは震えた声で言う。
きっと涙ぐんでるんだろう。
こういう時でも冷静に判断できる自分が嫌になった。
「マークはオレのこと……」
オレはフィディオの口を塞ぎ、続く言葉を遮る。
フィディオは驚いて、顔を赤らめてで大変そうだ。
「フィディオ…」
「うん……」
「ごめんな?寂しい思いをさせてしまったようだ…」
本当は離れていたかった。
オレの想いでフィディオが傷つかないか心配だったからだ。
でも、それは、
「オレが弱いから……本当にごめん、フィディオ」
「ま、マーク!泣かないでよ!!」
泣いてる?
オレが…?
「すまない、フィディオ…本当にこれからはさ……」
そこで言葉をきる。
オレは涙を拭い、フィディオを抱き締めてから続ける。
「フィディオが嫌がるくらいずっと抱き締めて甘やかしてやるよ」
「……うん。………喜んで」
顔を赤くさせて、嬉しそうに言った。
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マークさんが最近冷たいので。
マークさんもフィディオが大好きなんだという主張。
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