イナイレのほん

□I`m only your teacher!!
1ページ/1ページ


「……」


今、シンイチは勉強している。
でも手が止まってる。
…なにをやってるんだろう?


「えっと、<父がよろしくと言ってました>を正しい敬語に直せばいいんだね」

「あ、うん………」


シンイチはよくわかってなさそうだ。
オレが教えよう。
うん。
そっちの方が早そう。


「シンイチ、まずさ。敬語の種類ってわかる?」

「えっと、尊敬語に謙譲語に丁寧語だよな?」

「そう、合ってる。この場合の主語はどれだ?」

「父……あ!<父がよろしくとおっしゃいました>かな?」


あ、シンイチまた間違えた。
つい、溜め息をつく。


「シンイチ、父は身内だよ」

「……へ?」

「身内の場合は謙譲語を使うんだよ」

「そうなの…?」

「そうだよ。だから、これは<父がよろしくと申しておりました>が正しいね」

「……じゃ、フィディオ!こっちは?」

「えっと、それは……」


シンイチ、全くわかってなかったんだ。
でも、いいや。
そんな無邪気にオレに尋ねてくれるんだから。










君だけの先生







「シンイチ、オレにしか勉強を教えて貰っちゃだめだよ?」

「なんで?」

「そんな可愛くて無邪気なシンイチはオレだけのだから!!」










___________________

フィディオより日本語が出来ない半田って・・・



,

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ