イナイレのほん
□はじめまして?
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初めて君に会ったのは雪の日だった。
迷子になってたオレの手をひいて、交番に連れていったよね。
いや、途中で二人で迷子になったんだっけな?
そんなこんなで、君と出会えたんだ。
ずっと、忘れられなかった。
君の顔も、名前も。
「えっと、ごめんなさい!!」
オレにぶつかってきたその子は、オレの知ってる君にそっくりだった。
もしやと、思う。
………。
「大丈夫だよ。気にしないで。………あのさ、雷門中ってどこにあるかわかる?」
「あ、うん。じゃあ、お詫びに案内するよ」
「本当?ありがとう」
そういい、君はこっち!ってオレを呼びながら連れていく。
そして、オレは君に話しかける。
「オレは、フィディオ。君は何て名前?」
「俺は半田 真一だよ」
「オレは、フィディオ!君は何ていうの?」
「俺は半田 真一っていうんだ!」
あの時のあの子の笑顔と重なった。
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幼少時代にあっていれば素敵じゃないかな
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