イナイレのほん

□君のすべてが好きだから
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「シンイチ」

「なに?」

「暇」

「そう」


さっきからずっとこのやり取りが続いている。
シンイチが、構ってくれない。
まぁ、シンイチは宿題をやっているのだから仕方ないのだけど…


「シンイチ…」

「フィディオ、煩い」

もう一回シンイチに声をかけてみるも、一蹴される。
はぁ…暇だ。
オレはシンイチの背中から覆い被さるように抱きつく。
そして、シンイチの解いている問題を見つめる。
どう見ても、そんな難しい問題ではない。
だけど、シンイチは真面目に、一生懸命にやっている。
つい、苦笑いがこぼれる。


「なんだよ、フィディオ」


君は拗ねたようにオレに問いかける。
でも、苦笑いの理由は教えない。
だって、君の真面目な所も一生懸命な所も…
みんな、みんな大好きだから。





君の全てが好き





だから、言わないよ。
君の解いた問題の半分の答えが間違ってるとはね。





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半分なのは半田クオリティwww


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