イナイレのほん

□寒かったり、熱かったり
1ページ/1ページ





「寒い…」




最近の寒さは絶対おかしい。
地球温暖化がうんたらかんたららしいけど、温暖化なら冬も暖かくなったっていいと思う!


「大丈夫?」


一之瀬は寒さに強いから普通に笑顔でいう。
なんか、アメリカの方がもっと寒いらしい。
俺はこれでダメだからアメリカなんて無理だろうな…


「大丈夫なように見えるかよ」

「ふふっ、そうだね。半田は寒いのが大の苦手だからね。……ほら」


そう言い、一之瀬は自分の上着を俺に差し出す。
俺が意味が判らず首を傾げていたら。


「貸すよ。無いよりは全然ましだから」

「あ、うん」


俺は一之瀬の上着を羽織る。


「あ、俺は移動だから、じゃあ」


一之瀬はそう言い残して自分のクラスへ帰って行った。
……寒い。
ポケットに手を突っ込むとクシャって音がした。


「……なんだろう」


ポケットに入っていたのは紙切れ。
そこには文字が、一文だけ記されていた。







「………恥ずかしいヤツ」






急に身体が熱くなってきた
多分、今、俺は茹で蛸だ。









好きだよ、半田。










___________________

一之瀬なら言ってくれる筈!!
でも、性格よく判らない・・・




.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ