イナイレのほん
□寒かったり、熱かったり
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「寒い…」
最近の寒さは絶対おかしい。
地球温暖化がうんたらかんたららしいけど、温暖化なら冬も暖かくなったっていいと思う!
「大丈夫?」
一之瀬は寒さに強いから普通に笑顔でいう。
なんか、アメリカの方がもっと寒いらしい。
俺はこれでダメだからアメリカなんて無理だろうな…
「大丈夫なように見えるかよ」
「ふふっ、そうだね。半田は寒いのが大の苦手だからね。……ほら」
そう言い、一之瀬は自分の上着を俺に差し出す。
俺が意味が判らず首を傾げていたら。
「貸すよ。無いよりは全然ましだから」
「あ、うん」
俺は一之瀬の上着を羽織る。
「あ、俺は移動だから、じゃあ」
一之瀬はそう言い残して自分のクラスへ帰って行った。
……寒い。
ポケットに手を突っ込むとクシャって音がした。
「……なんだろう」
ポケットに入っていたのは紙切れ。
そこには文字が、一文だけ記されていた。
「………恥ずかしいヤツ」
急に身体が熱くなってきた
多分、今、俺は茹で蛸だ。
好きだよ、半田。
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一之瀬なら言ってくれる筈!!
でも、性格よく判らない・・・
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