ガンダム
□玩具
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緑色のふわふわな髪をなびかせたそいつ。
ニコルは休憩室へと入ってきた。俺が座るソファーへと歩みを進めてくる。そいつなの気配はすぐ側に感じられた。丸くて大きな瞳に見つめられた。そいつは俺の顔にキスするんじゃないかって位に近づいてくる。
ソファーに座り、資料を見ていた俺は突然迫ってきたそいつにたじろいだ。
そいつは俺の頬を撫でる。
俺がこんな臆病者に……!!
ぱしっ!!!!
俺はそいつの手を振り払う。
そしておもいっきり睨み付けた
「やめろ!!気色悪い!!」
俺は視線を資料へと戻す。
そいつは手を振り払われたのに困った顔をするわけでもなく、俺の隣に座ってきた。
いつもの
ムカつくくらいに爽やかな笑顔を浮かべて……
と思っていた。
「…んっ……!!」
ニコルの顔が……唇が……
え?俺は今なにを……!?
ニコルは俺の腰をがっちり掴み、自らに引き寄せる。
同時に俺の後頭部を強引に押さえ込む。
そのせいで完全に頭が動けなくなる。
さらに深く唇を押し付けてきた。
瞬間……!!
にゅるり
とした感触が口の中を入ってきた。
「ん……んっ……ふっ……!!」
ニコルの舌が俺の口内を犯す…気持ち悪さと羞恥と……なにより……屈辱に涙が出そうだ。