より強き者へ
将軍 マサムネ
大丈夫か?
しっかりしろ!
くっ…駄目か…。

生存兵が思ったより少ない。ネクロスが連れて行ったのか?

ワシらが治療してるんじゃよ。

お前は…!
アザルトの…最強の傭兵。

ワシは有名じゃのぉ。

ふっ、しかしもう俺に戦う意味はなくなった。

といいたいところだが。
あなたを目の前にして、刀が抜けと叫んでいる!

ほぉ。

今は拠るべき国こそないが、心はアキレス陛下と共にあり!
アキレス陛下に使える侍、マサムネ。
一手お相手願おう!

ワシをお主の死に場所にするつもりか?
残念じゃがな。
ワシはやらんよ。

武士の情けもないのか?

ワシ、武士じゃないしのぉ。
それよりお主、アザルトで働かんか?
国王を救えるかもしれんぞ?

私に国を捨てろと?

そこまでは言っておらんよ。
打倒ネクロスという意味で利害が一致しておるんじゃ。
少しアザルトに厄介になってみたらどうじゃ。
うちの国王は優しいぞぉ。女子も多いしの。

ん…まぁそれは一理あるな。

じゃろ?
女子はええぞぉ。

いや、そこじゃありません。

わっ、わかっとるわい!
それに大陸最高の剣士がいれば、ワシも退屈せんしの。うちにはワシの相手になるやつがおらんのじゃ。
ふぉふぉふぉ。

では一度、国王にお目通し願います。一時でも私の刀を預けるお方だ。
この目で判断させていただく。



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