11/30の日記

18:04
幸村受け本を読んだ幸村の続き
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こんばんわ〜!
寒い〜!
マジ寒い〜!
そんな中書きなぐりました〜!
文字通り書きなぐった感じです〜!
ごめんなさい〜!
真幸のお二人もごめんなさい〜!

というわけで、以前ブログに上げた幸村受け本見ちゃってあわわする幸村の続きです!
絶対続き書かない方がいいと言ったんですが、何か何でも良さそうなことを言ってらしたので何でも良いかーって感じで書きました。
何でもいいんですよね!?
確認しとかないとまずい適当レベルです(^^)d
幸村が一人でわーわー言ってる、それだけです(^^)d
もうすぐSQ発売ですね!
真幸がアツいですね!
そんな、本誌の真幸とは全く関係ありません!
ヒマつぶしにどうぞ〜







「はぁ…」

俺は今机の上に投げ出した一冊の本を睨んでいる。
持って帰って来てしまったはいいが、このあとどうするのかで悩んでいるのだ。
捨てたい。
しかし正体が不明すぎて捨てるのも何だか怖い。
とはいえ持っているのも怖い。
捨てるにしろ持っておくにしろ万が一誰かに見られたら…
俺はちっとも悪くないというのにそんなことが小一時間頭をぐるぐると回っている。
本当に、なぜ俺がこんなにやましいことのあるような気持ちにならないといけないんだ。
全く事実無根なのに、この本が存在するだけで、自分に絶対バレてはいけない秘密が出来てしまったような、変な焦りがある。
もう一度じっと本を睨んだ。


とりあえず。

読むか。


いやいや、ちょっと待て。
俺は長々読むかどうかを迷ってるというのか。
いや、ここはこの本のことをきちんと知っておくべきだと思うんだ。
そもそも真田と俺がどんな風に見られているのか、客観的に知っておくことも大事かもしれない。
いや、この本でそんなものが分かるのか。
しかし中身がどうにも気になるし…
いやいや、俺は気になってるのか中身が。
気になることなんてないと言えばそうだが、気になると言えばそうだし、なぜ俺のロッカーにあったのかは気になるが、本の中身も気にならないような気になるような気にしたくないようなって感じだし、なぜ俺と真田がキスをしていたのかとか、あと何かほら…ほら…

「はぁ…」

頭の中がぐちゃぐちゃだ。
もう嫌だ、こんなことで翻弄されるのは。
このままちらっと見ただけで止めていたらきっと明日も明後日もずっと悶々としないといけない。

「………読む、よ?」

一体誰への確認なのか。
何度でも言うが、なぜ俺がこんなやましいことのあるような気持ちにならないといけないんだ。
改めて見た表紙の自分達だと思われる(名前の確認まで出来ているのだがまだ他人という可能性が皆無ではないと思いたい)二人を見る。
相変わらず似ていない。
着用しているアイテムや髪型でかろうじてそうかもしれないと思うものの、自分達がイラスト化され、かつ美化されるとこんなに似ていないんだなと思う、特に真田が。
こんなに髪の毛キラキラしてないよ、もっと真っ黒。
こんなに眉毛も細くないし、首とか、体の厚みももっと…
いやいや、何真田のこと考えてるんだよ俺。
しかも何だか真田に詳しいな俺。
詳しいって、別に真田を毎日見てるだけだから。
そりゃそうだよこれが普通だよ何年一緒にいると思ってるんだよ。
誰への言い訳なんだろう、本当。

「…っ」

意を決して表紙を開けようとすると階段で物音がして体がビクッと跳ねた。
だから、何で俺がこんなに…
耳を澄まして何もなかったことを念入りに確認すると、一ページ目にとりかかる。
どうやら俺たちは二人で誰もいない部室にいるらしい。
いや、あることだけどね。
それは予想通りですよ、部長と副部長だしね。
でも、この先を考えるともうこの段階で怪しい雰囲気だ。
その日あったことを話すうちにチョコレートの話題になった。
あ、何これ、もしかしてバレンタインの日のことなの?
え。
何、未来?

何だか知りたくなかった状況を理解してしまったようだ。
これから来るであろう具体的な日付の話は止めてほしい。
はいはい、それで?
真田が俺の大量のチョコを気にしてる?
ないない。
さらには送り主の中に本命がいるか気にしてる?
ないない。
バレンタインは知ってるしチョコももらってるようだけど、それを話題にするようなやつじゃないよ。
それに俺に本命がいないことくらい知ってるだろ。
いや、知ってるのかな。
当然のように俺のことは把握してるだろって思っていたけど、そんなことまで知ってるわけないか、話したことないし。
ん?当然のように俺のことは把握してるだろって思っていたけど?
まぁいいや。
いちいち引っ掛かってたら進まない。
『真田は、俺のことどう思う?』
え、その流れでいきなり俺のこれなの。
これじゃまるで俺も真田に気があるような、そんな雰囲気じゃないか。
俺って真田に気があるの?
確かに真田が俺のことをどんな位置付けで見てるのか聞いてみたい気もするけど。
それは決してそんな意味ではなくて。

「………」

いやいや、騙されるところだった。
これは作られた話なんだ。
何だか現実とこの本が混同していく。
俺をこんなに混乱させるなんて、何て影響力のある本なんだ。
ますます恐ろしい。
もう全然関係ないことまで考え始める自分が怖くて、流し読みをすることにした。
そう、内容が大体分かればいいのだ。
これは作り話なんだから、いちいち現実の真田はどうだとか、俺はこうだとか、そんなのは必要ないんだ。

そうそう。
キスをするんだよね、不思議なことに。
見ない見ない。
そして?
あ、もう一度するんだね。
うわぁ、こんな、すご。
見ない見ない。
『幸村、いいか?』
全然良くないけどね。
『うん』
良くないけどね。
真田の手が俺のシャツを上げる。

バンッ!

「………もうー」

思わず本を閉じて放り出してしまった。
やはりそういう流れになるらしい。
そもそもさ、俺たち男同士だよ。
どうしてそういう流れになるんだ。
それから、描かれた自分の裸体が直視できない。
全身がかぁーっと熱くなった。
しばらく本を睨み付けて、もう一度パラパラとめくる。
誰か俺の度胸をほめてくれ。

「うわー…」

もう声を出さずに読むことが出来ない。
あっという間に二人とも裸になってしまった。
俺と真田が。
二人揃って裸でくっついてるなんて。
くっついてるというか、触り合ってるというか。

「ちょっと…」

そして自分の口から出るあん、とかいい、とかいうセリフ。
本当に止めてくれ。
止めてやってくれ。
本の中でも俺にこんな声出させないでやってくれ。
何もしていないはずなのに、何だかもう立ち直れない。
そして真田何でそんなに慣れてるの?
嘘だよ、真田が、そんな…。
あ、これ作り話だった。
いやでも、どこ触ってるんだよ。
そんなとこ関係ないだろ。
もしかして気持ちいいのかな。
何で真田がそんなこと知ってるんだよ。
あ、作り話か、って………

「え…?」

そして俺は見てしまった。
男同士って、触るだけじゃないの?
え、入って…
そこ…
そ………
あ………

バンッ!

またも勢いよく本を閉じて、今度はしっかり机の中にしまいこんだ。

「………」

「………」

「………何もなかった、ということで」

何もありました。
ありすぎました。
もう寒い季節だというのに、汗が出る。
そうだ、お風呂に入ろう。
宿題もやらないと。
俺としたことが、宿題より先にこんなものに時間を使ってしまうとは。

「何もなかった、何もなかった」

言い聞かせるようにそう言った瞬間、無意識にお尻に力を入れてしまって、何だか目が潤んだ。





そして誰がロッカーにこんなものを入れたのか、ということはまた頭から抜け落ちるのでした。
段々勝手に現実と混同していく幸村。
きっと真田もそうだったから今幸村は避けられてるわけで。
さて意識しまくりな二人がどうなるか〜(選択肢は1つ)
知識まで増えちゃって〜あらあら。

それにしても、長くなりすぎて幸村一人でしゃべりすぎて、もう、なんだこれ(笑)
本当、なんだこれ(笑)
小ネタ以外の何者でもないですね!

いやー書けば書くほどこのシチュエーションを台無しにしてる(^q^)



☆コメント☆
[きゅう先生のファン] 11-30 22:14 削除
ありがとうございます。とてもいいです。最高です。苦しいです。ありがとうございます。読むぞ読むぞってぐるぐるしてる幸村最高すぎるし「読むよ?」って自分に言い聞かすように声に出しちゃう幸村最高すぎるし幸村の中で「本の真田と自分」と「現実の真田と自分」がだんだんリンクしてっちゃって区別つかなくなってくる感じ最高です。自分でも気付いてなかったしこんな事がなければ気にもしなかった可能性のある真田に対する感情だとかそういうのに強制的に目を向けさせられて戸惑う姿最高です。本のおかげで真田のことどんどん考えてドツボにハマっちゃうし普通に暮らしてたら知り得なかった知識得ちゃうのやばいです。真田は真田できっと衝撃過ぎて俺はそんな目で幸村をみておらん!とかなりつつ頭にこびり付いて離れず夢とかみちゃってるかもしれませんね若いですね。読み終えた後のお尻に力入れちゃう幸村最高です。頭でうわぁ…ってなりつつ本能で無意識下でうずいちゃってる身体は正直な幸村最高です。なにもなかったなにもなかったって自分に言い聞かせすぎて逆に意識しちゃって真田のことまともにみれないのはもちろん真田いない時にもふとした瞬間に本の内容思い出しちゃって真田のこと考えてたりおしりって気持ち良いのかな…いやいやいや何考えてるんだ俺…ってなったりしつつ認めたくないけど興味が湧いて来てしまっているところに2/14が来るわけですね!最高ですね!!きゅう先生の2017.2.14のブログが楽しみですね‼
興奮しちゃうじゃないかズキューン

[きゅう] 11-30 22:59 削除
いやいや最後!作品違いますから!
そして感想がすごい!
ちょっともう具体的過ぎて!
あと少しでこれ小説!
この後のストーリーが見えます!
この感想でもう楽しいですからね!
読みながらニヤけちゃいましたよ!
そしてこの内容でこんなにたくさんのコメントありがとうございます。
本当にただただ幸村をあわわさせただけでしたがありがとうございます。
そして大事なシチュエーションを貸してくださりありがとうございました!
すごく新鮮で私は楽しかったです(^o^)/
が、軽率に私に書けなんて言ったらこんなことになってしまうということです。
大事なシチュエーションは大事にしましょう。
さて真幸がくっつくのが先かこのサイトが閉鎖するのが先か!
たくさん感想ありがとうございました(*^^*)

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