拍手連載
□てんてき
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〜てんてき〜
「ライナ、いつまで寝てるんだい?」
いつもと同じようにライナの側近の
ティーア・ルミブルが部屋に入ってきて固まった
「…ライナ、その男は誰だい?」
ゾッとする程冷たい声でティーアは言う
「こいつはシオン、時空を超えて来たらしい」
それをものともせず、だらけたままライナはティーアに伝えた
「初めまして、シオン・アスタールと申します」
そう言って、恭しくシオンは頭を下げた
「そう…ライナが決めたのなら何も言わないよ
シオン、って言ったな
ライナを裏切ったら僕は容赦なくお前を殺す」
ティーアはそれだけ言うと朝食を3人分取りに言った