工房
□夢
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辺り一面の赤
充満する鉄の匂い
そんな中テイトは1人立っていた
「だれ、だ?」
覚えがない
けど、懐かしいんだ
なんで?なんで倒れてるんだ?
どうして赤を流して倒れてるんだ??
「なん、で」
分からない、解らない、ワカラナイ
いつもみたいに笑ってくれ
慰めて、頭を撫でてくれ
いつまでも寝てないで起きろよ!
なぁ、“ ”
パキン
何かが壊れる音がした
ハッ、と目が覚めるとベッドの上だった
「夢……あれ?」
どんな夢だった?
コンコン
「おっはよ〜テイト君」
そう言って部屋に入って来たのはヒュウガ少佐だった
「おはよう、ございます」
そうして俺は“日常”へと戻って行く
僅かな違和感を持ちながら