工房
□恩返し
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「コナツ〜〜!」
ダダダダダッとヒュウガ少佐が走って来て、僕に抱き着いた
「ヒュウガ少佐!?」
「コナツら〜い好き!」
「ななななな//////!?」
一瞬ヒュウガ少佐が言ったことが理解出来なかった
取り乱してしまったが、冷静になるとヒュウガ少佐からお酒の匂いがした
「ヒュウガ少佐、お酒飲みましたね!?」
「ん〜のんらよ」
「もう呂律が回っていない
部屋に連れて行くのが妥当だろう」
とコナツはヒュウガの腕を取った
「部屋に行きますよ少佐!」
「えぇ〜」
「行・き・ま・す・よ!」
コナツはヒュウガの腕を引いて部屋まで連行した
「寝て下さい!少佐!」
「やだ」
「少佐!」
やだやだと子供のように首を左右に振るヒュウガ
「う〜」
「大きな子供が出来た気分だ」とコナツはため息をついた
「一緒に寝ようよコナツ」
ヒュウガが爆弾を落とした
そのせいでコナツは大事なことに気付かなかった
「ヒュウガ少佐!?」
「ん〜?」
腕を掴んで引っ張って来たコナツは必然的に、ヒュウガを後ろにして立っている訳で
しかも、逃げ口の扉はヒュウガの後ろにある
「コナツ」
ヒュウガが一歩コナツに近付く
コナツは一歩ヒュウガから遠ざかる
それを繰り返してるうちにコナツは何かに当たり、後ろに倒れてしまう
当たったものがベッドだと分かった瞬間、コナツは青冷めた
「コナツもやっぱり寝たかったんだ☆」
ドサッとヒュウガはベッドへ倒れ、コナツを抱えて眠ってしまった
「少佐!?」
コナツが逃げ出そうと足掻くが脱け出せない
そうしてるうちにコナツにも睡魔が襲ってきた
もう睡魔にもヒュウガにも抗わず、コナツは眠りの世界へと落ちて行った
恩返し
やっぱりコナツは可愛いねぇ
ヒュウガが呟いたのをコナツは知らない
☆END★
→おまけ