工房

□甘い香
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「一君って良い香りがする」

そう言って初めて一君に抱きついたのはいつだっただろうか?

今はいつも抱きついていて分からない


でも、昔から一君の甘い香りは変わらない


他の香りも気にならないほど、一君からは良い香りがする




「ずっと抱きついていたい」

そう言うと君はいつだって頬を赤く染める


その姿が可愛くて、ついいじめたくなっちゃう


「一君、顔真っ赤」

「う、うるさいっ」

顔の赤みがましていく


「本当に可愛い」

顔の赤みを隠すように僕の胸に頭を預ける一君は可愛い

何処の誰より、世界で一番好き


「愛してるよ」




一君の甘い香は僕を引きつける

一君自身が僕を誘惑する



君の甘い香も好きだけど、忘れないでね?




僕は君自身が好きだってこと

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