伝説の黒砂糖
□生クリーム
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甘い香りがする…
そう思いながらシオンは、その甘い香りがするキッチンへ
吸い寄せられるように近づいた
何かと思えばライナが生クリームを泡立てていた
「何やってんだライナ?甘い香りがするから気になって来たら…」
「はぁ!?自分で作れって言ったじゃんか!」
「え、嘘」
シオンは驚いた風に目を開くと次の瞬間には
悪戯を思い付いたように顔を綻ばせた
「味見させてよライナ」
しょうがないとライナはシオンに泡立てた
生クリームの入ったボールを差し出す
しかしシオンは味見をしたいと言っておきながら、
ボールに入った生クリームを試食しようとしない
「…食べないのか?」
「勿論、食べるよ」
シオンはライナからボールを預かると
その場にライナを押し倒した
動けぬ様に腕を掴むと、唇を奪った
舌で口をこじ開け、その隙間から自分とライナの舌を絡める
チュ…チュ…とわざと音を立てながらシオンは
ライナとのキスを味わって行く
「ぁ…シオ……ンんっ…!////」
濃厚なキスをしばらく味わい、口を離すと
二人の間には繋ぎ合わせたかのように
銀色の糸が垂れる
「はぁ…はぁ……////」
「ん…やっぱり甘いなライナは」
そういうとシオンはライナの衣類を
慣れた手つきで脱がしていく
あっという間にライナは一衣纏わぬ姿にされてしまった
「シオン、恥ずかしい……////」
「大丈夫、今から恥ずかしいことすぐに忘れさせてあげるから」
シオンは泡立てた生クリームをライナの体にかけ始めた
「な、何すんだ!?////」
「じゃ、いただきます」
シオンはライナの問いに答えなかった
ライナの首元から腰付近まで掛けた
生クリームをシオンは舌で舐め取っていく
舌が進んで行くその度にライナは体を
ぴくん、と跳ねさせる
「ひゃっ、ぁぁ!////」
その度、ライナからは甘い声が紡がれる