伝説の砂糖2
□憎んで、愛して
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俺はいつから狂ってしまったのだろう……?
ライナが好きで、好きで愛してる
ライナを殺してでも自分のものにしたい
不安気な表情、苦し気な表情…全てを愛してる
「殺してでも自分のものにする」
それくらい愛されたいし、執着されたいし、
“憎まれたい”
人間の感情で一番強いのは憎みだから
愛情は時間が経てば薄れ変わって行ってしまう
けれど本物の憎しみはそう簡単に忘れられないし、
時間が経てば経つほど強く大きくなっていく
俺は、憎んでいるから愛は長く続いてく、そう思う
『愛してるから憎み続ける
憎んでいるから愛し続ける』
だから、俺を憎んでくれ
俺を愛してくれ、ライナ
愛情と憎悪は表裏一体
お前に憎まれる為ならどんなことでもしてやる
睡眠時間を削るのも、危険な旅に行かせるのもそのため
俺を憎んで、愛してくれ
俺の最愛の人(ライナ)