あやかし恋物語
□9章
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in桜の間
「貴志〜!!」
部屋に着いたとき、凄い勢いでヒノエが飛びついた
「ヒノエ?」
「おい斑!少しの間、貴志を借りるよ!!」
そういって、嵐のようにヒノエは部屋から出て行った
「あっ、兄さん!?」
「あいつなら、大丈夫だ」
「さて、どこから話そうか」
斑は猫の姿で積み重なった座布団の上に座り、要と透はその場に腰を下ろした
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