工房
□すれ違い
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テイトsaid
俺はミカゲを殺したアヤナミを許さない
復讐うしてやるんだって、ずっと思ってた
なのに、今はあいつが好きだ
あいつは俺の、ミカエルの器が欲しい
そんなこと分かってるんだ
だけど、それが悲しくて、悔しくて泣きそうになる
俺自身に存在価値は無い
その事実が酷く胸を痛める
「くそっ」
軍を脱走しなかったら、どうなっていただろう
戻ることの無い昔に思いを馳せる
絶対に届かない思い
隠さなければならない思い
「アヤナミ、愛してる」
テイトの言葉は闇に呑まれていく
誰にも届かない、テイトの思い