長編小説

□新年!ポップンキャラ大書初め大会
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新年あけましておめでとうございます。






「という訳で新年書初め大会だー!!」



「意味わかんねーぞ神ー!!」
「いきなり何言い出すんだテメー!」
「てかいきなり拉致するんじゃねぇよ!」



総ブーイングで始まった新年会こと、この世界の神…MZD曰く書初め大会



「なんだテメェら、新年早々ノリわりぃなぁ」
「家でテレビを見てたらいきなり招待状がきてそれを開けた途端に場所移動させられてたら誰でも怒るわ」
「流石神?俺様に不可能はないぜ!」
「褒めてねー!!」


何を言っても我が儘自己中神の耳には届いていない。
というより聞いていない。


本日のツッコミ役は疲れそうだ


「まぁなんでも良い。適当なメンバーは揃ってんな?」


ぐるりと辺りを見渡し満足そうに胸を張る。

ちなみに衣装は全員正月にちなみ着物着用。
『いつもと同じじゃつまんねぇだろ☆』との神の言葉の為だ。


「んじゃ講師を紹介するぜー!書初め苦手な奴はこいつに教えてもらえよー。来い!ろ「いぇぁ!!何か知んねーけど書初めって事で呼ばれたぜ!」
「あぁ、やっぱり…」
「またうるせぇ奴が…」
「六さんー!MZD踏んでるって!!」


バァーン!!と襖を蹴破り派手に部屋に現れたのはご存知ヒップホップ侍六



言葉を遮られた神はどうしてるかというと



畳に張り付いている。



六の足元で障子に押し潰されながら



「っテメェ六!神を足蹴にしてんじゃねぇぞ!」
「修行が足りねぇんだよ、神のくせに」
「神関係ねぇだろ!つか退け!」
「いぇ、六さんそのまま踏んでて良いですよ」
「ハヤトテメー!!」
「いぇあ。勿論だば」
「六も聞いてんじゃねぇよ!天罰与えっぞコラァ!!」



「あ〜ぁ〜、戦闘始まっちまったよ」
「まぁいつもの事だな」
「と、止めないで良いんスかね?家の中ボロボロになってるんスけど…」
「先輩、止めてきて下さいよ」
「えぇ!!?ヤだよ、死ぬじゃねぇかあんなの!」
「あなた一人の命くらいどうってことありません!僕は早く帰りたいんです!」
「ひでぇーー!!」






……


「ゼェ…っ、という訳で…っ書初め始めるぜ〜…」
「ハァ、ハァ…家ん中無茶苦茶だぜ…くそっ」



そう言いながらも軽く手をヒラリと振ると家の中も一瞬で元に戻った。
屍のようになっているリュータはそのまま放置されているが。


誰か気にしてやれ


「…『書初め』って何だ?」
「今回の書初めはテーマ自由!新年の豊富、好きな言葉等なんでも良いぜー!」
「どうやって書くんだ?」
「……」


異世界からの住人の質問攻めにあっている神は放っておき、他は全員半紙に文字を書きだした。
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