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□君と私の関係
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†君と私の関係（Ｌ）†
「竜崎とあたし、端から見たら兄妹みたいなんだって」
「……は？」
「ほら、昨日そこのソファーで寝ちゃったじゃない」
「確かに私は寝ましたけど…」
「うん、あたしも隣で寝ちゃったの」
「…昨日はすぐ帰れ、と言ったはずですが」
「細かい事言う上司は嫌われるわよ」
「指示をきかない部下はクビになりますよ」
「………」
「…………」
「それでね、」
「……」
「私達が二人で寝こけてる姿をみた松田さんが」
「兄妹みたいだ、と？」
「うん。夜神さんも『確かにそうだな』って頷いてた」
「…そうですか」
「でもさー、私達って顔も性格も似てないよねぇ？」
「そうですね」
「それに竜崎がお兄ちゃんとか想像できないし！絶対喧嘩ばっかりすると思うの」
「何故ですか」
「おやつの取り合い。」
「……」
「妹の分の苺タルト食べちゃうお兄ちゃんなんて要らないもん」
「…まだ根に持ってるんですか…」
「たった３時間前のことよ！」
「……」
「（コホン）まあ、あたしと竜崎が兄妹ってのは有り得ないわけよ」
「そうですか？」
「え」
「貴女はちょこまか動き回るし表情もころころ変わるので、確かに『妹』っぽいですよ」
―…それって、竜崎にとってあたしは妹みたいな存在ってこと？
「……」
「…どうかしましたか？」
「なんでだろう。嬉しくない」
「え？」
「…嬉しく、ないよ。竜崎」
「…それはよかったです」
「何？なんで笑ってるの？」
「…いえ、別に」
「実は私にはもう、我が子のような妹が既にたくさんいます。とある施設に」
「へ？」
「ですから、」
―…もう必要ないんですよね、妹役。
「それって、どういう…？」
「そのままの意味です」
ひっさしぶりに拍手替えしてみました！あなたは竜崎みたいなお兄ちゃん……欲しいですか？（笑）
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