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□ひぐらしのなく頃に 春編
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春のにおいがする。
しかし、まだ肌寒い4月の初め。

昨日、わたし石野葉月(ishino hazuki)はこの雛見沢分校の転入生として雛見沢村に受け入れられた。

先で、レナが待ってる。
「葉月ちゃん、はやくはやく!!」
圭一くんと一緒だ。
「あれ、魅音さんは??まだ来てないの??」
「あ、今日みーちゃんは早いの。もう学校に行ってる。」
分校は、小さい。
それでも1クラスはある。
「おはよー。」
「あ、レナ。おはよう。」
魅音さんとレナが、なにかひそひそと話し始めた。
時折、ぼそぼそとした音が、聞こえる。
「葉月、あいつらの話してること、気にしなくていいから。オレには話してることが大体わかるよ。」
わたしよりも背が高い圭一くんに後ろから話されると、わたしは見上げなくてはならなくなってしまう。
「たぶん、次に沙都子と梨花ちゃんに話が行くはずだ。オレはたぶん、最後。」
……??
言っていることがちんぷんかんぷんだ。
沙都子ちゃんや梨花ちゃんも、なにかに参加しているのかのような言い草。
でも案の定レナと魅音さんは話を終えて、沙都子ちゃんと梨花ちゃんの方へ。
どうやら圭一くんの言っていることは本当のようだ。

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