捧げモノ

□未来(さき)を視て
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先月は今月より寒かった。



先週は今週より寒かった。



昨日は今日より寒かった。



でも、明日は雪が降りそうだ。



日中はまだ過ごしやすくなった方だけど、夜となれな話は別で、まだまだ寒い。
凍えそうだ。

フ―と息を吐くと白くなって、風に乗ってそれは流れていく。

まだ乾ききっていない髪も風に乗って流される。


顔を上げると満点の星空。

思わず頬がゆるんだ。


操ちゃんと蒼紫さん。

恵さんと左之助。

そして、弥彦が居なくなって

夜の道場はすごく静かで、寂しくて、
会いに行こうと思えばすぐに会えるのに

それから、夜、星を眺めるようになった。

何処かで、皆、生きてる。


弥彦は温かくして寝てるか
左之助はちゃんと生きているか
恵さんは家族と会えたか
操ちゃんは蒼紫さんを笑わせられたか


私は…
泣いてばかりじゃなくて
何もできない無力な非力な人間じゃなくて

ずっと
笑って
笑って
笑って
笑って

笑顔で

ちゃんと役に立つ、足手まといにならないで
ちゃんと
皆のために。

剣心のために……。







――――――――――――――――――
::あとがき::

度々ご来訪して下さる方、たまーに来てくださるかた、初めてきましたよーなかた、
この度、このるろ剣小説サイトが1歳になりました
ホントの所、1週年記念日は2月5日だったのですが(`-д-;)ゞ
私がすっきり忘れておりまして…すいませんでした(__;)
毎度毎度の乱文、申し訳ございません。
図々しい事は承知しておりますが、もしよければまた、この『造華』に来ていただけると嬉しいです

嬉しすぎて成仏です*。゜+。(*′∇`)。+゜。*

H24.02.19 [造華・深寒]

―追記―
この小説はH24.03.05までフリーになります。
気に入られたらお持ち帰りくださいね♪

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