短編
□今更
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慣れてしまえば
後から言うのも言えなくなる。
「おーいサンジー!飯―!」
さっき食べたばかりのルフィが釣りをしな がら言った。
「ああ?てめーはさっき昼飯食べたばっかりだろうが!」
「だって腹減ったんだもん、全然魚釣れねぇし」
ルフィは丸い頬を膨らませて「ぶーサンジのケチ」というと
サンジは嫌そうな顔をしながらも「わーったよクソゴム」とキッチンへ戻ろうとした。
ついでにと俺も酒でも頼もうかと引きとめた
「おいコック、おれにも一つ酒」
「てめーもさっき飲んだだろうがっ!」
「なんでもいいから頼んだぜエロコック」
「あんだと?こんのクソ毬藻」
やはりこいつに話しかけるといつもと言っていいほど口喧嘩になってしまう。
別に喧嘩がしたいわけじゃねえ。
「頼んだぞって言っただけだろうがっ」
「そのあとの台詞が気に入らねえんだよっクソ毬藻さんよお」
「んだとこの野郎」
「喧嘩なら買うぜクソ野郎」
「上等だコラ素敵マユゲ」
俺が腰にある刀を抜こうとした時
ある奴に遮られた
「あんたたちやめなさいっ!!!!!!!!!」