by my side ブック
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「そろそろ下に降りるか」
「えー早いってばよ」
「3時間目もうすぐ始まるだろ」
「そっか、って3時間目ってなんだっけ?」
「木ノ葉学園オリエンテーション」
「なんだそれ」
「やってみりゃ分かるだろ。あーオリエンテーションとかやんなくてもいいっつーの。めんどくせー」
「お前はいつもそれだな」
「めんどくせーもんは、面倒くせー」
かなりの面倒くさがり屋か、こいつも馬鹿そうな顔してるけど、外見で判断するべからず、だからな。
こういう奴ほど頭が冴えるってのもあるかもしれねえ。
教室に戻ると違う色のネクタイ、リボンを付けている3人が居た。
というのは、学年ごと見分けるためワザと色分けしてあるとか。
俺たち一年は青。二年は緑。三年は青という分け方になっている。
「もー、あんた達どこ行ってたのよー!3時間目始まるじゃない!この間抜け共はサボってたんでしょうけど、サスケ君はどうしたのっ?!どっか具合い悪いの?!」
「サクラちゃんそれはひどいってばよ(泣)」
「いや、俺もこいつらと同じところに居た」
「えっ?!」
横でシカマルが「え、俺も間抜け・・・」という声が聞こえたが、サクラの驚いた声で掻き消された。
「えええええええ!」
「いやーサスケ間抜けになったってばよ「お前らだけだな」
「俺も?!」
サクラもこれで俺に寄ってこなくなる・・・かと思えば
サクラが鬼の形相をしてナルトの後ろに立っていた。
「ナールートー〜〜〜サスケ君を誘惑したのね・・・・・・・しゃあああああんなろおおおお!!!!!!!!」
「でああああああ!!!!!」
バキッと嫌な音がしてナルトは3メートルぐらい吹っ飛んでいった。
シカマルは「ちょっくら便所」と言って逃げて行った。
「サクラちゃん・・・(泣)あと、シカマル俺を捨てて逃げやがってあの野郎」
「世話焼かせんな、ウスラトンカチ」
俺はナルトの肩を持って机まで運んだ。
ちょうどその時シカマルが帰ってきて、俺を見るなり、ナルトのもう一方の肩を持った。
俺は少し「チッ」と舌打ちをして席に着いた。