ドライブへ行こう!!〜藍染惣右介の場合〜
車内。
「さて、行こうか。」
「はい、藍染隊長」
「はい。」
「ところでギン、運転の仕方を説明してくれないか。」
藍染はハンドルを握ったままギンに訪ねた。
「藍染隊長、まさか初ですか?」
ギンは心配そうに首をかしげる。
「ああ。とりあえず紅茶でも淹れようか。」
「えと…」
「藍染様、私が淹れて参ります。」
要は車内から出て黒膣を開く。
「助かるよ、要。」
「いえ。」
要は虚夜宮へと戻っていった。
ギンが分厚いマニュアルを取り出し説明すること数時間。
「以上です、藍染隊長。」
「ありがとう、ギン。」
藍染は紅茶を片手に優雅に微笑んだ。
「藍染様、日が暮れて参りました。」
いつの間にか空には星が瞬いている。
「そうだね、要。ドライブは明日にしようか。」
「はい。」
藍染と要は悠々と虚圏へと戻っていく。
「藍染隊長に運転を任せて大丈夫なんやろか。」
ギンは小さく呟いたのであった。
完