長い夢

□君は誰?
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柊「お家どこですか?お二人とも相葉さんの家で大丈夫ですか?」

相「うん!」

二「え?これって、一人ずつ500円払うの?」

柊「……さぁ。」

二「あ、結構テキトーな人?」

柊「物心付いた時にはすでにテキトーでした」

と、テキトーに答える。

家の場所を早く教えて欲しい。

二「相葉さんの家はねぇ……」

そんな私を察したように、二宮さんが場所を教えてくれる。

無事に、発車。

相「ねぇねぇ、せっかくだからさぁ、相葉さんじゃなくて、相葉君にしない?」

柊「相葉君?分かりました。いいですよ。」

相「敬語もできればさぁ」

柊「警護はしてませんよ。」

相「いや、タメで話して欲しいなぁって。」

二「……ごめんね。うちのあいばかが。」

相「え?俺、なんかしちゃった?」

二「もう、こいつ差し置いてはなそう。」

相「えぇ!ごめんね!なんかごめん!」

私は、思わず笑う。

二宮君も鼻の先で笑う。

相葉君も笑う(多分ひとりだけ笑ってる理由が違う)。

あぁ、和やかなムードですね。

二「好きなアーティストっている?」

柊「宇多田ヒカル」

二「即答……ってか嵐っていう答えを期待してた。」

柊「ごめんなさい」

相「宇多田ヒカルかぁ。嵐もいいけどなぁ」

柊「すいませんって。」

そんな会話をしていたら、相葉君の家に着いた。

これから二宮君と酌み交わすのだろうか。

仲がいいのね。

とりあえず、二宮君も「サービス」と言って500円をくれたので、今夜は1000円の収入です。

ちょっと潤うかも。

ちょっとね。

まぁ、とっつきにくくなくて良かった。


続く☆


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