長い夢

□君は誰?
1ページ/6ページ



今日は誰からも着信が無いハズ。

みなさん、お休みを貰ったらしいので。

私も気楽に過ごせるね。

と、いうことで、食品を買いに、スーパーへ行きます。

これでも人間生活は営まなきゃいけないから。

さてでかけよ「「ピーンポーン」」

チャイムの音かしら。

ムっ……誰だ?荷物かな?

柊「はーい」

魚眼レンズを覗く。

柊「あれっっ(汗」

なんとそこには二宮さん。

ドア開けらんない……

柊「ゴメンキョウチョットカゼヒイテテ」

二「ソレハソレハオキノドクニイレヤガレコノヤロウ」

仕方なく、ドアを開ける。

柊「なんでここが……」

ニ「愛のチカラ?」

柊「……。」

ニ「わぁ、よくいらっしゃいましたね。ごうぞどうぞ、狭いところですが。」

ニ「そうですか、僕は結構好きですよ」

ニ「ありがとうございます。」

突然、二宮君が一人二役を演じ始める。

むかつくけど、多分突っ込まれるのを待ってるから、あえて止めない。

ニ「すみません、散らかってるのですが」

ニ「多少散らかってるほうが僕は安心できるかな。」

ニ「そんな、すみません」

ニ「んふふ。僕はこういう家に家庭を持ちたいんです。」

ニ「家庭……ですか。」

ニ「ええ、あなたのような素敵な女性と。」

ニ「そんなっ……」

ニ「今すぐに、とは言いません。お友達から、はじめませんか?」

ニ「……うれしいっ。そんなこと言ってくれる人、初めて。」

ニ「僕らの新しい未来に、乾杯しないか?」

ニ「ええ、今女中にワインを持ってこさせます」

すらすらと喋る二宮君。

あれ?

二宮君が、なんかサインをだしてる。

もしかして、女中役って、私?

ワインを持って来いと?


次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ