長い夢
□君は誰？
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柊「お待たせしました。」
きょうは櫻井さんからのお呼び出し。
櫻「うん、ありがと」
なんか、元気なさげです。
柊「お風邪ですか？」
櫻「ちょっとね。」
気弱に笑う櫻井さん。
風邪でも仕事休めないなんて。
私はアイドルじゃなくてよかったー。
柊「熱は？」
櫻「さぁ。」
わー、櫻井さんが、無愛想だー。
ってかこんなで仕事になるのかい。
櫻「この間は代理で済んだんだけど、今回は俺じゃないといけないんだ。」
察したように教えてくれる。
そして、
柊「なんで体温計らなかったの？」
どうしても気になる(笑)
櫻「体温計が家に無いの。」
柊「そっかぁ。」
もし櫻井さんを主人公に書くとしたら、体温計を持ってない役にしよう。
櫻「もしかして、心配してくれてる？」
柊「人並みにはね。」
櫻「あ。敬語じゃなくなってる。」
柊「こんなときに何言ってるんですか。」
櫻「そうだね。」
ふふ、と気弱に笑う。
あー、全国のファンの皆様に見せてあげたい！
櫻井翔の気弱スマイル。
なかなか良い。←不謹慎。