長い夢
□君は誰?
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一通の電話があった。
「こんにちは、柊ちゃん。〇×町3番地の高級マンションの101号室においでー」
という内容のもので。
声から察するに二宮さん。
本人いわく「誰が待ってるかはお楽しみ★」だそうだが。
そして奇遇にも私が住んでいるのは〇×町。
高級マンションときたら、私のマンションの隣に最近建った日光を邪魔しやがるにっくきマンションしか思い浮かばない。
二宮、そこ住んでんの?(あ、敬称忘れた)
ご近所さんになっちゃうじゃない(涙)
で、でも、彼女の家って可能性もあるわよね。
そっちを信じたい。
気軽にコンビニに軽装で買い物に行く、とかできなくなっちゃう!
……と、とにかく行って確かめます。
車出す距離でも無いんだけど。