短編


□オソロイ
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とある雑貨ショップでつららは悩んでいた

「ん〜、どれがいいかしら」

そうキーホルダーで悩んでいたのだ
リクオとのオソロイのキーホルダーをどれにするかを




時の発展は1日前の事――

「つらら?ちょっといい?」

「何でしょうか。リクオ様」

リクオはつららを自室へ招き入れた
そして机の引き出しから両手サイズの箱を出し

「はい、つらら。」

「・・・・へ!?」

つららは思った。この箱を受け取っていいのかどうか、と
戸惑っているつららにリクオは

「いいから開けてみて」

「はい、分かりました。」

そして箱の中から出てきたのは携帯であった

「携帯・・・ですか?」

「うん。そうだよ、携帯持ってたらいつでも本家とやり取りできるでしょ?」

「そ、そうですが・・・」

「僕ともいつでも話せるしね?」

そういうとリクオはつららを後ろから抱いた。

「リクオ様・・・・でも」

「でも?」

「いいのでしょうか?私ごときが携帯を持って・・・」

「何言ってんだい、つらら。側近だから持つんだろ?」

リクオの言葉につららは表情を明るくする

「はい!ありがとうございます!リクオ様!!」


「ほら、つらら」

つららの笑顔に安心したのかリクオは自分の携帯を見せる

「リクオ様それって・・・」

「そうだよ。お揃いだよ?」

「それは、リクオ様が私の携帯を選んだ・・・と?」

「そうだよ?つららの携帯は僕が選んだんだ」

「フフッ」

突然つららは笑いだす

「な、何がおかしいのさ?」

「いぇ、リクオ様らしいなっと」

その言葉にリクオも笑った


「そうそう、つらら」

「なんでしょうか?」

「明日さ、キーホルダー買いに行かない?」

「いいですね!キーホルダー!」

「約束だからね?それじゃぁおやすみ」

「はぃ!おやすみなさい」


と、いうのが昨日の出来事である。

本当は、リクオと一緒にいるはずべきだが実は今日総会であったのだ。
明日行こうとなったのだが、明日は清十字怪奇探偵団の部活があったのだ。

ということで結局つらら一人で来たということである。

「ほんとどれがいいかしら?」

つららが迷ってると店員が尋ねてきた

「どんなのをお探しでしょうか?」

「あ!そ、それは・・・ぉ、お揃いのですね・・・」

「まぁ!お揃いですか!それは、想い人に・・?」

つららは顔を赤く染める。

「そ、そうなりますね。」

「そうですか。それならこれはどうでしょうか?」

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