短編


□2人だけの秘密
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今日はリクオの家に清継怪奇探偵団のみんなが泊まりに来る日だった。

「いつみても奴良君の家はでかいなぁ!!」

「あはは、そうかな?さ、みんなあがって!」

清継の質問に答えるとリクオに続いて清継・島・巻・鳥居が後をついて行った

「ぁ、そういえばカナは?」

「あぁ、カナちゃんなら――」

ガラッ

「あ、みんな来たのね!」

「カナ!!何してんの!」

「ぇ、早く着いちゃったから若菜さんのお手伝いしてるの。泊まるのになんにもしなかったら悪いでしょ?」

「嫁確定かっ!?」

巻の言葉にカナは慌てて

「えぇ!!そんなことないよ・・・!!ね?リクオ君?」

カナは顔を赤くしリクオに視線をやった

「そ!そうだよ!!そんなことないよ!」

「ごめんだけど、リクオにはもう相手がいるのよ」

と、若菜が入ってきた
若菜の言葉に皆驚きの声をあげた

「か、かあさん!!」

「あら、本当でしょ?」

リクオは顔を真っ赤にし湯気まででているほどだった
その言葉を聞いたカナはなんだか胸に何かが突き刺さったみたいな感じで気分がガタ落ちになった

「んで!ぬら!お前あ見合い相手って誰なんだよ!!」

「どこまでいってんのぉー!?」

島と鳥居にの質問攻めにリクオは

「わわわわ!!ってか、早く僕の部屋にいこう!!」

若菜がまた、何か言いたそうだったが

「若菜様ー!ちょっといいですかー?」

奥から聞いていた毛倡妓がスケットに入った
そして若菜はいなくなり、やっとリクオの部屋に行くことになった

「なぁ、奴良ぁ 及川さんは?」

「あぁ、つららなら――」

ガラッ

またもや良いタイミングで登場した

「あら、みなさん早かったんですね」

「おぉ!及川さん!」

「よし!みんなが集まったことだし!奴良
君!今日こそ妖怪を見つけようじゃないか!!」

「えぇ!今は、だめだって!」

「そ、そうですよ!!妖怪探索しなくてもほかにも遊ぶことができるでしょ?」

「そ、そースね!!」

つららがカバーに入りそれに島も賛成する
清継は仕方なく

「それじゃぁ、明日探索するぞ!!」

「「ええー」」

リクオとつららが反対する
そういいながらまわりは暗くなり夜を迎えていた

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