まさかの

□第1章
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「何故だ!?何故なんだ!?俺は今までいい子にしていたはずだ!!絶対!!……やっぱ多分……いや、そうだと思いたいなぁ」

「どんどん自信なくなってんじゃねぇか。」


俺がそう言っているのには理由があるのだが、まず俺に突っ込みを入れた奴の事を言おう。
名前は如月龍二(きさらぎりゅうじ)。
とりあえず美形。これ大事。そして運動神経良い。さらにスタイル抜群。さらにさらに頭が良い。つまり総合すると、神に愛されたんだなコノヤロー、ふざけんな、な奴だ。
そして俺はいつも、
[お前、神になに四物も貰いやがってんだ!
一物も貰ってない人がいるんだぞ!例えば俺!!一物でもいいからわけやがれ!]

と言ってしまう。仕方ないと思う。

素直に言うなら羨ましいにつきる。


そして俺がさっき何故なんだと興奮して言ってた理由は俺の嫌いな王道転校生が来たからだ。
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