リボーン短編

□ポッキーの日〜その後〜
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in黒曜ランド
骸は鼻歌を歌っていた
「クフフ〜クフフ〜クフフのフ〜」
「骸しゃん、スゲェ機嫌がいいびょん…」
「…………めんどい」
それを犬と千種は扉の陰から見ていた。
「犬、千種…いるのでしょう」
((バレてる!!))
「なんれすか、骸しゃん」
「沢田綱吉をここに連れて来なさい!」
((無理だろ!!))
この間のチョコバット事件以来、ツナは骸に会わなくなった。
どうやら、雲雀がツナに何か言ったらしい
「何、してるんですか!早く行きなさい!!堕としますよ」
半ば脅迫され、二人はツナを探しに出かけた。

in並盛商店街
「…………めんどい」
「うさぎのやつ、何処にいるんら?」
とりあえず、ツナを探しに来た二人
「あ…」
書店から、ツナが出てきた。
「いたびょん!!」
「なんでいるのーΣ(゜д゜;)」
「…めんどいけど、骸様が呼んでる。」
「骸が!?…行きたくないんだけど」
ツナは渋い顔をした。
「………来てくれないと骸様は死んでやると騒いでた」
「…………………行く」
実際、骸はそんなことは言っていない。
ツナが来ない場合のダメージを考えると妥当な表現だ
(よかった…骸様、励ますのめんどい)
(チョコバットで自殺するの止めずに済むびょん)
チョコバット事件の時は、雲雀に邪魔をされたあげくノックアウトされたせいか、自殺しようとし、止めさせるのに手間がかかったのだ。
二人は、嬉々としてツナを黒曜ランドに連れて行った。

in黒曜ランド
「沢田綱吉…」
「「……………(;´д`)」」
骸が待つ部屋に入り、二人は焦った。
「…………ごめん、帰る」
部屋は骸の幻覚で綺麗になっていたが、問題は骸の格好だった。
「えぇ!?なんでですか、沢田綱吉!この格好、萌えませんか!?」
「男のお前がメイド服着てて、萌えるわけないだろ!?」
骸は何故かフリフリしたミニ丈のメイド服を着ていた。
千種と犬は、部屋を出ようと思ったが、生憎ツナと骸が扉の前でケンカを初めてしまい出ることができなかった。
「どうしてですか!?この雑誌には、メイド服は萌えるって書いてありました!!」
「ちょっ、これ着てんの全員女子だろ!!気付けよ。普通、男子がそんなの着てたら引くだろ」
「僕はキミが着てれば、萌えます!」
「はぁ!?つか、なんで呼び出したんだよ。」
(本題に入るのか…)
出ることを諦めた千種は、ケンカを続ける二人をぼんやり眺めていた。
「おもてなしして僕のことをわかってもらうためです。」
「なら、メイドじゃなくて執事だろ。」
「わかりました。執事ですね」
骸は執事服に着替え、ツナをテーブルにエスコートした。お陰で千種と犬は、やっと部屋の外に出れた。
「さぁ、坊っちゃん。おいしいタルトはいかがですか?」
「ふふ…そうやってると、普通にかっこいいよね、骸って」
「…………は!?///」

ツナはそれ以上話さず、ケーキとジュースをご馳走になって帰りました。


end

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