リボーン短編

□君にプレゼントを
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〜君にプレゼントを〜

10月14日は平日。当然、学校がある。何時もなら、綱吉がツナを起こすのだが、この日は違った。
「綱吉!!誕生日おめでとう!!」
そう言いながら(むしろ叫びながら)、ツナはまだ寝ていた綱吉に抱き着いた。
「うわぁ!?ツナ!!おはよう…どうしたんだ?」
「おはよう、綱吉!!あのね…今日、誕生日でしょ。一番におめでとう!!って言いたくて、オレ早起き頑張ったんだ!」
そう顔を輝かせて、笑うツナの背後には、いつも綱吉が消しているけたたましい音を出す目覚まし時計が、無惨に破壊されていた。
「ありがとな。ツナも誕生日おめでとう。(後ろの目覚まし時計に起きなかった理由とかは、考えない方がいいな…)」
綱吉は、スルーしてツナと一緒に登校した。

「ただいま。」
放課後、綱吉が一人で帰宅すると、
「あ、綱吉!!お帰り。」
まだ学校にいると思っていたツナが出迎えた。
「ツナ、帰ってたのか。」
「うん!雲雀さんがね…仕事終わったら、デートしようってwwだから、早退させてもらったんだ!綱吉にプレゼントあげたくて(≧▽≦)」
そういうとツナは、台所からケーキを持ってきた。
「はい!誕生日おめでとうww綱吉!!綱吉が食べれるように甘さは控え目にしたんだ!」
勉強も運動も苦手なツナの唯一の強みが、料理だ。料理だけは、リボーンも認めるほどの腕前だ。
「ありがとう、ツナ。」
「えへへww」
ツナは花が咲いたように笑った。

end



おまけ
「そういえば、綱吉は骸とデートの約束はしなかったの?」
「はぁぁあぁ!?」

この話、実はちゃんと昼休みのツナと綱吉の話も考えてたんですが、長くなりそうだったので省きました。読みたい方がいらっしゃれば、upします…そんなこと言う人はいないですよね…

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