誰よりも君の幸せを願ってます

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「はぁ…」



雅治が最近可笑しい

他の女子と昼休み過ごしてたし…一緒に帰ろうとしても先に帰ったとか言われちゃうし…


まさか…私が他の男と抱き合ってるの見られた?…で、でも…それは雅治に嫉妬してほしくて…



「…雅治…」



私は、雅治に愛してもらいたかった…身体でも

でも、中々雅治はシてくれなくて…それが嫌だった。



「…あ、あれ…」



廊下を歩いてる女子。あの子だ

雅治と一緒に居た子…あいつがきっと雅治を誘惑したんだ。でなければ私から離れないもの…雅治は私のものなのに…!


ガタッと私はあの子に近づいた



「ねぇ」


「っ…あ」


「貴方が御舟さん?」


「…はい」



こんな根暗みたいな奴が…私の雅治を!



「雅治に何したの?」


「…え?」


「雅治に何したのかって聞いてるのよ!」


「な、何も…」


「嘘よ!貴方が雅治に何かしたんでしょ!?でなければ雅治が離れるなんて!」


「…それは、狭山さんにも…悪いところがあるよ」




えっ…何、言ってるの?この子

私に悪い所?何それ?



「仁王君言ってた。狭山さんが他の男子と抱き合ってるのを見て、裏切られたって」


「そ、それは!…雅治に…嫉妬、してほしくて…」


「…嫉妬?」


「そ、そうよ!嫉妬して無理やりでも良いから抱いて愛を示してほしくて…!」



そんな事を言うと、御舟さんは驚いてた

え?何?私何か変な事言った?



「貴女は…仁王君の事何も分かってない」


「…は?」


「仁王君がどれだけ貴方の事思ってたのか知ってるの?知らないで貴方の理想のシナリオばかり語らないでよ!」


「っ…シナリオって…!」


「貴方の馬鹿げた行動で仁王君がどれだけ傷ついたと思ってるの!?そんなの仁王君の気持ちを知ってから言ってよ!」



御舟さんは怒鳴って走り去ってしまった


理想のシナリオ?雅治の事何も分かってない?

私はちゃんと分ってるつもりだったのに!


なんで第三者にそんな事言われなきゃいけないの!?

可笑しいよ!私は雅治の事好きなのに!愛してほしいだけなのに!





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