ONE PIECE LAW,ver

□第一章
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やって参りました。

お昼の時間っ!

更に深く言うと…地獄の時間…。


「ミュウ、寿司嫌いなの?」


ベポが不安そうにあたしを見た。


「食え」


そう言うローは何時もと変わらず、おーぼーだね…。


『あたし…生物はちょーっと苦手かなー?』

「ちょっと、ってよりだいぶと、の間違いじゃねーか?」

『な…』


そうなんだけどね…。

何この食に五月蝿い人…。


「海の上で好き嫌い言ってたらオメー餓死すんぞ」

「そ、そうだよっ。だからミュウ、この際頑張って克服しよっ」

『告白?』

「ミュウ」


ジトーっと二人が睨んで来た。


だって、克服と告白、似たような発音じゃない…。

そんな気分損ねなくたって…。


「食べなきゃ、次島に着いた時にキャスとペンギンと二人だけにするぞ」

『…えっ…やだっ…食べる!』

「クスッ…おう。食え」

『食べるから…ご褒美に何かして…』

「………考えとく」


約束事また増えたっ。クフフッ。


ローって目付き悪い割には優しい。




(ペンギン…俺達やっぱり嫌われてるようっすね)
(そう思わざる得なくなってきたな)
(……あんな可愛い子とお近づきになれない俺はミジンコ以下っすよっ)
(悄気るな。こっちまで気分が萎える)
(うっす)



 
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