美少年達の背徳の香り


□-壊れた人間の狂気-
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 ペットボトルを奥へと入れると、葉月はさらに泣いた。

 まわりは傍でその様子を見つつも、誰も咲夜を止めることは出来なかった。

この状況で口出ししたら、間違いなく彼に殺されるという身の危険は、すくなからずあったに違いない。

葉月のアナルにペットボトルの飲み口が
ピタリと入った。

「おうおう、キツキツじゃねーか」
「もう入りませんてか?」

「ギャーギャー言うわりにはよ〜、チンコたたせて挑発してんじゃねーよ!」
「この淫乱優等生が!!」

咲夜はそう言いながら、言葉責めをした。

葉月は泣きながら訴えた。

「っ…ひっく」
「もうやめて下さい…!」


「家に帰して下さい…!」

葉月は震える声で懇願した。

しかし、咲夜はニヤリと笑いながら葉月に言った。


 「なんだとテメー」
 「途中下車は駄目だって最初、皆で約束しただろう?」


「それにいいのか?」
「せっかくのチャンスを棒にふって」


「ま、俺は見てからの不良だけどよ」
「優等生のテメーは違うよな?」


「だって勉強命だもんな」
「ぎゃははっ!」

咲夜は意味深にそう言うと、葉月に脅しをかけた。

3人は黙ったまま、葉月をフォローしようとは、しなかった。

イカれた感じの咲夜は、誰も止めることもなく暴走した。

 まるで壊れたゼンマイの玩具のように、彼は狂気に満ちながら暴走し続けた。
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