-さよなら僕の片想い-

□晃君と光希君
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俺はその日はサッカーの部活帰りだった。

俺は学校の校門を抜けると、急いで
家に向かった。

今日は日本代表とオーストラリア代表との
決勝試合だ!

これは見逃してたまるかと、俺はとにかく
急いで走りながら家に帰った。

息を切らしながら猛ダッシュで走ると、
俺は自分の腕時計を確認した。

「ハァハァ…やばっ!!」

「6時50分じゃねーかっ!?」

「早く急がないと7時20分には試合が始まるじゃねーかクソ!!」

俺は部活で体力を使い切っていた為。

おもうように早く走れなかった。

寧ろヘトヘトに近かった。


「ちくしょー谷澤の奴っ!」


「ドリブルの練習と地獄のような走り込みを何本もさせやがってっ!!」

「俺は陸上選手じゃねーんだぞ!!」

俺はサッカー部の顧問の谷澤の愚痴を
走りながら愚痴ってこぼした。

信号機で止まり、次の信号が青に
変わるのを急いで待った。

「早くしろよ〜!

「サッカーが始まるだろ〜っ!!」


俺はとにかく焦っていた。

車が止まり信号が青に変わると、
俺は再び全速力で走りこんだ。

「キックオフにはまにあえ〜っ!!」

俺は祈るように家に向かった。

いつもなら友人と話ながら家に帰ったり。

今頃は部活のダチと帰りにラーメンや
お好み焼きを食べて皆で一緒に
帰っている頃だ。

たまに帰りに本屋にもよるけど。

今はそれどころじゃない

今はサッカーが大事だ!!

俺はそう思い命がけで街中を突っ走った。

「ハァハァハァ…!!」

「マジ死ぬ!もう駄目だ!!」

「間に合わね〜!!」

俺はそう言ってとにかく走り続けた。
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