淫乱少年の恋愛方程式


□光希-Dark side-
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本当は今日その男と、
待ち合わせして。

散々その男とはめこむ
つもりだったのに…―。

案の定、急に仕事が
入ったからと言って。

ボクにデートの約束を
いきなり朝から
キャンセルしてきた。

フフフ。でもボクは
本当は知っているんだ。

その理由を…――。

他の男とあってる癖に。

もっと上手く、まともな
嘘をつきなよ。

どうやらボクはその男に
舐められてるらしい…。

ボクが中学生だからかな?



ボクを舐めるなよ…――。



ボクは早速メールを
返信した。

因みにメールの内容は
今から会えない?との、
在り来たりな内容だ。

きっとその男に
会う直前でドタキャン
されたのだろう。

それか、やった後の
高揚感に

長く浸りたいから、
ボクに誘いのメールを
してきたのか…――?

とにかくボクにとって、
不快な内容なのは確かだ。

ボクは早打ちでメールを送信した。


"さようなら"


ボクはそう書き込むと、
メールをためらいもなく直ぐに送信した。

そして、その瞬間で
ボク達の関係も。

今あっけなく終わったのだった。

こんな事は慣れてる。

日常茶飯事の事だ…――。

まあ、最初からその男に
興味がなかったし。

だだ下半身があれば、
よかっただけの事。

ボクはその男を最初から、
何とも思っていなかった。

まあ、確かに顔はイケメン
だったけどさ…。

その点では、惜しい事を
したのかもしれない。

でもボクには他にも、
ストックがまだいる。

それに支援者も複数いる。

あそばれたのはボクではなく。

おにぃさんの方だ。

ボクがおにぃさんを
遊んだんだ…―――。


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