淫乱少年の恋愛方程式


□光希-Dark side-
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だからボクはいつも、
学校は1人でいた。

1人の方が楽だったからだ

誰も自分の領域には、
関心がなきゃ入り込まない。

だからボクはいつも
自分の心に壁を作って。

他人と絶対なる距離を
作っては、だれもボクの
心の奥深くの領域には
絶対入り込ませなかった。

誰かに関心とかされたり、
馴れ合いや友情も友愛も
ボクにはタダうざいだけ。

だったら1人がいい。

1人の方が楽だ。

1人のほうがいい…――。

それにボクは昔から、
同い年や年下の子供には
まったく興味がなかった。

それこそ恋愛では、
ボクには対象外の話だ。

そんなボクは年下や、
同い年の子供よりも。

いつも年上の男性に
ボクは憧れを抱いていた。

それこそボクの言う
年上は、20歳〜30歳の
男性がボクにはモロ。

クリーンヒットゾーン
だった…――。

やはり男は成人男性に限る。

子供なんかよりも遥かに
あっちの方が具合が丁度いい。

しかもイケメンの
リーマンおにぃさんが、
ボクはタイプだ。

スーツにネクタイ姿は、
ぐっときて魅力的だ。

思わず道を歩いてる
イケメンのリーマン
おにぃさんを見かけると。

ボクはその場でついつい
食べたくなる衝動に
強くかられる。


所で何の"具合"かって?


ふふ。それはお母さんに
聞くといいよ。

ボクは噴水の前でひとり、
ぼんやりしていると。

携帯からメールが一通
いきなり届いて来た。

携帯を確認してみると、
ゲイサイトで知り合った
男性からのメールだった。

ボクはそれを確認したが、
返信はしなかった。

なぜならその男は今日の
ボクの予定を

滅茶苦茶にした張本人
だからだ…――。
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