Choose me!!!
□甘い夜の嘆き
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今日は久しぶりに彼女に会える。
仕事が終わったとメールを送って、リュックに詰めた新しいパンツをチラ見して、今夜の段取りの確認をしていたら返信が来た。
(待ってるから早く来てね!)
きっと僕に会えるのが待ち遠しくて仕方ないんだな、ハッ
そう思っても顔では平常心
「ヒョン…そのだらしない顔どうにかして下さい」
はぁ、とユノヒョン相手に溜め息をつきながらも
もうすぐデート!
もうすぐデート!
「チャンドラも今日は出掛けるんだよな?]
「ええまあ」
ヒョンもデートなのはとっくの昔に分かっていた。
本人は僕のデートには気付かないフリをしているつもりらしいが、何か言いたげな様子でバレバレだ(どうせ言ったら恐いとか思ってるんだろ)
「じゃあ、先行くから」
シッシッと追い払うようなジェスチャーが出来るのは、普段の関係性の表れ。
帰りにスタッフさんに挨拶をして、カシオペアにサングラスをちらりと外して見せて、マネジャの用意したタクシーに乗り込めば
チェガンチャンミンはシムチャンミンになって
…名無しさん!今行くからね!!!