風ちゃんのお話
第6話
「保護」
仔猫達が走りまわりだした頃、家族とは保護について話をしていました。
仔猫はもう私達があげているご飯を食べて生きている様なものだし、あの中に女の子が居たらまた増えて誰かが保健所を呼んで処分される。
だから仔猫達は保護して里親さんに出す事にしました。
何日かして、仔猫達を保護しました。
姉と私二人で。
姉は半袖を着ていたので「爪で切れへん??」
と聞いた所
「傷なんか怖くないぜ
はっはっはっはっはっはっ( ̄▽ ̄)ゝ」
か、かっこいいッ( ̄Д ̄;)笑
風ちゃんは怒ると思いました。
だけど少し離れた所でじっと見ていました。
みんな保護し終わって風ちゃんを見に行きました。
・・・もぅ居ないかな。
そんな事を思っていると、「にゃ〜」と言いながら
風ちゃんがしっぽをピンと立てて寄ってきてくれました。
信頼してくれてたの?って聞いてみると「う〜」って言ってました。
「うん」っていってくれてたのかも。