風ちゃんのお話
第7話
「次の日の朝」
あれからしばらく風ちゃんと一緒に座っていました。
次の日の朝、信じられない事を聞きました。
姉「風ちゃんが死んだよ」
・・・
・・・
・・・
子供達を離しちゃったから・・・?
外に出てみると風ちゃんが寝ているように横になって亡くなっていました。
本当にただ寝ているだけのような綺麗な顔で。
冷たくて固くなっている風ちゃんを抱きかかえて、
何度も何度もごめんねと言いました。
あとから聞くと風ちゃんはヘルペスだったようです。
体は細くなってしんどそうだったのに何で気付いてあげれなかったんだろう。
野良猫が嫌いな父も私達には何も言わず風ちゃんのお墓を暑い中掘ってくれていました。
そして家族みんなで風ちゃんに最後のお別れをしました。