☆Clap小説

□1回目
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「見て、恋次!雪だよ雪っ!」





「あぁ?道理で寒い訳だ」







彼女に促されるままに窓の外を見ると、見渡す限り銀世界だった。





「恋次、外行こ!少しでいから、ね?」











寒いのは嫌いだったが、彼女の嬉しそうな顔を見てると断れなかった。








「こっちこっち!」





彼女に導かれるままに行くと、2つの雪だるまがあった。






「さっき作ったんだ!恋次、マフラー貸して」








と、言って片方に俺のマフラーを巻きつけ、もう片方に自分のマフラーを巻きつけた。


















「私と恋次見たいでしょ?恋次あまり寒いの好きじゃないから、私達の代わりに雪を楽しんで貰おうと思って!」












そう言って笑う彼女の頭を撫でて、肩を抱いて、少しの間その雪だるまを見つめていた。




















この雪がずっと溶けなければいい…







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