命遊び
□中学生
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「気持ちいい?」
気持ち良くないことは分かっていてこの質問を投げ掛けてくる。俺は眉を潜めるだけで何も答えなかった。
痛みが異物感に変わった頃、先生はゆっくりとそのチューブを動かした。奥まで入れて、入り口まで戻して。それを繰り返す。時おり、尿道を広げるようにぐりっと大きく回す。
「もういいかな」
スッとチューブを素早く抜かれ、尿道がスウッとした。ブルッと身が震える。抜かれて解放されたのも束の間。先生は俺にやや太めのチューブを見せびらかしながら、尿道に入れてきた。痛くはなかったが、異物感がさっきより大きい。俺は無意識に手を握りしめた。
奥まで入れると、その奥の部分を抉るようにして、チューブを回される。重い痛みと、なぜか変な感覚がした。この感覚、知ってる。
「君の気持ちいいとこは、尿道からでも感じられるんだよ」
そういいながら先生は手に薄手のゴム手袋をはめた。俺は何されるか気づき、顔をひきつらせる。
「スイッチ、入れるね」
何のスイッチか頭で理解する前に、ピリピリとした痺れが尿道に伝わってきた。電気を流されてる。少し痛い。だけど、甘い刺激の方が何倍も強かった。
俺はたまらず、頭を仰け反らせて、腰を浮かせる。自分でもみっともないと思うくらい、腰が揺れた。
「うっ…ううっ…」
「はは。なに?僕の方に尻を見せて。いじってほしいの?」
ズッと尻に先生の指が入ってくる。思わぬ快楽に、女みたいな甲高い声が漏れた。
てっきり、痛くされるのかと思ったのに。
ひたすら甘い快楽に俺は頭がクラクラした。
このまま、また修学旅行の時のようにイかされ続けるのは嫌だ。自分が自分でなくなる感覚が怖い。快楽によがる自分が気持ち悪い。嫌い。
そんな俺を見透かしたように先生は指を二本、三本と増やし、気持ちいいところを何度も押し上げた。
「あっ、あああっ!!」
ガクンッと体全体が揺れる。絶頂を迎えた。もちろん、それで先生の愛撫が終わる筈がない。無意識にチューブを引き抜こうとした俺のを手を叩き、ベッドの取っ手に両腕の手首を縛り付け、後ろを強く指で押し上げる。尿道にも、更に強めの電気が流された。
二回ほどイかされると、もう理性は殆ど残っておらず、俺はただ快楽に喘ぐことしか出来なくなっていた。恥ずかしい、気持ち嫌いと嫌悪することも忘れ、ひたすら気持ちよさに酔いしれる。
「せんせぇ、おれ、おれぇ、ぁ、ああっ」
俺のことを蔑む瞳が、喜びに満ちている。
先生は空いている方の手で、俺のイチモツをもみだした。撫でるように指を動かし、先端を指の腹で何度も引っ掻く。
その微量な快楽も、俺は逃すことなく感じてしまう。足をくねらせ、声が詰まる。
「さて、そろそろかな」
ズッと指を引き抜かれ、俺のそこはヒクヒクと物欲しそうにヒクついているのが、自分で分かった。
先生は注射器を一本取り出した。
頭が上手く働かず、予防接種で騒ぐ俺なのに、自分のイチモツにそれが向けられていても、ただボウッとそれを眺めていた。
あ、電気が止まってる。そんなことを考えながら、チクリとした痛みが、一瞬、俺を正常に戻した。
「な、なにそれ…」
「内緒。でも直ぐに分かるよ」
先生は電気のスイッチを入れる。それと同時に、俺の体は勢い良く仰け反った。
「あ、あっああ"ぁあ"ぁっ!!」
甲高い声とは違って、猛獣が唸るような声が出ていく。さっきよりも強い、強すぎる快楽が俺を襲った。
ガシャガシャと俺の手首が拘束されているベッドのパイプが揺れる音がするから、俺は滅茶苦茶に暴れているのだろう。
「おか、おかしくなるっ!!ぁ、せんせぇ!!!せんせぇ!!も、やだ、やだぁあっ」
先生は暴れる俺を容易く押さえ込み、足を持ち上げた。そして勢い良く、先生のものを突っ込んでくる。
「ぅう、うっ…、ぁ……!!!」
声がもう出せなくなった。先生は楽しそうに、腰を打ち付けてくる。それがまた、気持ち良くて、でも、それ以上感じたくなくて、俺は必死に体をくねらせて逃れようとした。
「っ、…っ!…!!!」
ビリっとした甘い痺れが身体中をめぐる。
口から唾液がこぼれ落ち、タンのようなものが喉に絡み、上手く呼吸が出来ない。
苦しい?と嬉しそうな声がかろうじて聞こえる。そして、イチモツをギュッと握ってきた。
「っがっ…!!!」
その刺激に、口から息を吐き出すと、喉にたまっていてたそれらが、泡になって口から吐き出されていった。
そこで一度、俺の意識は途切れるが、パンっと頬を叩かれて戻される。
そのまま気絶させてくれたらどんなに楽か。
この後も気絶しては起こされて、気絶しては起こされて、叫び声をあげることも出来ずに、泣きじゃくるしかなかった。