命遊び
□中学生
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翌日。昨日の出来事なんて、忘れたように少年は走り回っていた。
どんだけ体が丈夫なんだ。
しかし、やはり完治はしていなかったのだろう。帰りの新幹線で、具合が悪そうだったので僕の席まで引き摺ってきた。
「先生、大丈夫だって」
「君は僕が君の安否を気にして連れていくとでも思っているの?」
その一言で、何をされるのか予想ついたのか、少年は逃げ出そうとする。しかし狭い座席ではどこへ行くことも出来ず、暴れまわる元気もなく、大人しく座席に座った。
僕の隣だった引率は、少年の元の座席へと移動して、僕は少年と二人きりになる。もちろん、まわりは人がいるけど。
「窓側がいい」
人目を気にしているのか、通路側に座っていた少年は、座席交換を要求してきた。
僕はどうぞ、と体を引き寄せ膝の上に乗せる。
「な、なにすっ」
「静かに。」
小さく抵抗はするが、少年は体をまさぐられる手を拒むことはしなかった。
僕は上着を少年の下半身に被せると、少年のベルトを静かに外す。
「アンタ、悪い大人だな」
それは彼なりの拒絶の言葉であったのだろう。快楽に抗えないくせして、ませた言葉だ。
「君は変態だね。中学生なのに。」
そう耳元で囁くと少年は身体を震わせた。
指の腹で内股をなぞり、イチモツには触れず、お腹まで滑らすと、呼吸が荒くなる。
「せんせっ…」
「やらしい声だなぁ。そんなのどこで覚えてきたの?」
「まわりに、」
「大丈夫、まわりの人は寝てるから気づかれない。君が声を出さなければね。」
そう囁いて、少年のイチモツをゆっくりと揉み解す。余程気持ちいいのか、手の動きに合わせて腰がビクッビクッと動いている。
先走りが溢れてきて、滑りがよくなったので少し強めに扱くと、ビンっと両足が伸びて、前の座席にぶつかる。
「こらっ、前の席を蹴らない」
「ごめんな、さいっ」
少年は素直に謝り、両足を曲げようとするが、直ぐに伸びてしまう。
「足、ちゃんとしないなら止めるよ?」
少年はその言葉に頭を横にふり、足を曲げる。面白かったので、僕は更に力を込めて擦った。
今度は腰が浮き、ガクガクと両足が震えている。顔の表面にはじっとりと汗が浮き出て、頬から喉へ伝い、襟首を湿らせていた。
「で、出る…っ!」
「出したら、精液まみれのまま、皆の前に戻ることになるね?」
「…っ!!アンタ、」
「口の聞き方に気を付けなよ」
僕はハンカチを丸め、少年の口のなかに詰める。そして、力を込めてイチモツを握り締めた。
「ーーーーーっ!?!!」
少年が足をばたつかせないように、足を絡めて動きを止める。
少し間をおいて、そこを離すと、面白いくらいに射精した。ドプリと手の平に濃いものが注がれる。僕の上着は精液まみれになった。
「ごめんなさいっ、」
射精して上着を汚したからか、それとも先程のお仕置きが身に染みたのか。ハンカチを取り除いた後に発した言葉は謝罪だった。
「痛いのは嫌だ、です…」
「これだけ出しといて嫌って、おかしくない?」
少年は無言で僕の服を握りしめる。本当に具合が悪いのだろう。少年の体の熱で僕まで汗をかきそうだ。
僕は隣の席にあるバックから熱冷ましシートを取りだし、少年のおでこに貼る。
「気持ち悪いっ」
そう体調不良を訴えてくるが、僕は無視して少年のズボンをずらした。少年はただなされるがままにされている。愛撫も適当にして、僕のものを少年に挿入した。
少年は止めてくれ、とは言わなかった。ただ、あまり動けないと、小さい声で呟かれた。
僕は下半身をコートで隠し、そのまま動かずに少年を弄りまわしていた。
何でこいつ。嫌がらないんだろう。止めてくれ。その言葉が欲しいのに。その言葉を嘲笑いながら否定したいのに。
「生徒の具合はいかがですか?」
引率の一人が様子を見に戻ってきた。少年は直ぐ様寝たふりをする。僕は止まりかかっていた弄る手を少年のイチモツへと伸ばし、愛撫を再開させた。少年は肩を僅かに揺らし、ジッと耐えている。
「おや?寝てしまいましたか。それにしても、ドすっかり、甘えている。やはり親が恋しいのだな」
教師が生徒を抱き抱えて座っている、ただ事ではない状況も、勝手にいいように解釈して少年の席へと去っていった。
この少年を家に帰すことを反対したのもあの引率の教師だし、彼はこの少年のことを知っているのだろう。僕にとってはもちろん、どうでもいいし。知りたくもないけど。
「先生、吐く…」
少年が口を両手で押さえている。
僕はごみ袋を引っ張りだし、少年に渡した。
僕自身、この少年をイタズラすることに飽きていたので、この少年さえ止めてくれと言えば止めたけど。吐くほど体調が悪いのに、彼の口からはその言葉は出てこない。
僕は何とも言えない、敗北感のようなものを味わいながら、自分のものを少年から引き抜いた。