命遊び
□中学生
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僕はその時ほど、ざまあみろ、と子供に対して思ったことはなかった。
中学生の修学旅行。そんな最中に限って風邪を引くアホな奴は毎年いる。生意気で鬱陶しい悪ガキも、いつもの強がりはどこへいくのやら、泣きながら家に帰っていく。その顔を眺めるのが引率としてついていく唯一の楽しみだ。
今年もまた、アホな奴が一人。引率用の宿部屋に。
前日、はしゃぎすぎて川に落っこちた、緑の髪の少年。
「先生、俺は帰らねぇからなっ!!」
顔を真っ赤にして、僕を恨めしく睨み付けてくる。自業自得なのに。
「帰らしても家に一人でしょ?先生が見ててあげるから。」
本来なら、風邪を引いた生徒は直ぐ様帰すのだが、こいつは訳ありのようで帰っても誰も看病する人がいないらしい。どうでもいいから家庭の事情は知らないけど、今時珍しくもない。
そんな複雑な家庭で育っている筈なのに、この少年はバカが付くほど真っ直ぐで、素直だ。
しばらく騒いでいたが、具合が悪くなったのか、少年は静かに外の景色を眺めるだけになった。
「つまんねぇな…」
寂しそうな顔に、笑っているのがばれないよう僕は口元を手で覆った。
前から、君は車に轢かれてしまえと思っていたんだ。なんとなく鼻につく。気にくわない。
イタズラしてやろう。
どうせ夜になるまで二人きりだ。
僕は薄手のゴム手袋を嵌めた。
少年は不思議そうにこちらを向き、手元にある座薬を見て顔色を変えた。
「や、やだっ!」
「熱があるんだ。仕方ないだろう。」
暴れる少年をやや乱暴に掴み、ズボンを無理矢理下ろし、後ろの穴を指の腹でなぞる。
「自分で、自分で入れるよ先生っ!」
「言葉遣いがなっていない子の言い分は聞きません」
「先生、離してください、恥ずかしい…」
「君、座薬の正しい入れ方知ってる?」
「…え?」
「ちゃんとしたやり方で入れないと、バイ菌が入って裂けるよ」
もちろん嘘だ。しかし、比較的知識の乏しい少年は素直に言うことを信じる。
裂ける、との言葉に恐怖を感じたのか大人しくなった。僕の膝の上に腹を乗せ、羞恥に耐えようとして、顔を伏せる。
「知らなかった…裂けるんだ、っ!えっ!」
ズブッと指を一本入れると、少年は驚き腰を動かした。
「動かない。ほら。大変なことになるよ」
「だって、指…」
一本の指をゆっくりと出し入れする。少年は静かになった。
教えてもないのに、力の抜き方を知っているようで、指がスムーズに動く。
少し早めに動かすと前のものが徐々に固くなっているのが分かった。
僕はそれに気づかない振りをして、指を二本に増やす。少年はそれなのに静かだ。
指を中で広げると思った以上に広がり、数回拡張しながら出し入れしたあとに、三本目の指を入れた。
それは流石に苦しかったのか、くぐもった声が聞こえる。
腸壁をなぞるようにして動かし、しこりの部分を探す。そこを強めに押すとビクッと足が跳ねた。
「君、後ろ弄ったことあるでしょ」
その言葉に少年は何も言わず、顔を赤らめる。後ろでオナニーなんて別段なんてことないけど、相手は思春期ど真ん中の中学生だ。
きっと、後ろでしているとばれて、何よりも恥ずかしがってるに違いない。
僕は少し乱暴に指を動かした。少年の小さい悲鳴は無視して、しこりを揉み解す。
腰が浮き、足がピンっと爪先まで延びている。もう少し強めに押すと、少年は一段と大きく体を動かし、声をあげた。
「っあ」
指全体でそこが何度もひくついていることを感じとると、指を引き抜いた。
そしてすかさず、自分のものをそこにねじ込む。
少年は予想しなかったのか、腰を引いて逃れようとするが、大人に力では敵わない。僕は少年の腰をガッチリと掴み、そこに勢いよく腰を打ち付けた。
パンッと肉と肉がぶつかる音が部屋に響く。
「先生、ちがっ」
少年が頭を左右に振る。
「途中で騙されたことに気付いたのに。違うとは何さ。それとも自分だけ良くなって終わろうとしたの?」
僕は容赦なく腰を振る。よく解したおかげか、そこは柔らかく、ぼくのものに纏まりついてくる。
「せ、先生っ」
「止めないよ?」
「先生に良くしてもらったから、」
そう少年は呟いて、力を抜いた。
完全に僕に体を委ねている。
僕は期待していたリアクションとは真逆のその反応に、心の底から舌打ちして、怒りさえ感じた。
この少年のこういったところが僕は嫌いだ。
「…気にくわない」
「え?なんてっ、あっ!」
少年の体なんて無視して、僕は腰を振った。
少年は途中で射精とお漏らしをして、布団を汚していたけど、気絶する最後まで止めてくれとは言わなかった。