ネタ帳

管理人のメモ代わりの激短小説
◆拝啓マスター 

拝啓マスター

君が長期で学校を空けると聞いたから、こちらで起きた面白い話を手紙に書くよ。
まずは、そうだな。君がいなくてマークス君はソワソワしているよ。早く帰ってきて欲しいとずっと嘆いている。そして、そんなマークス君にライク・ツー君が苛立っている。いつものことのはずなのに、いつもより苛立っているように見えるのは俺の気のせいかな?彼は彼なりに寂しがっているんじゃないかと思うんだけど。
ジョージ君はそんな二人を含めて貴銃士たちの写真を沢山撮っている。君が帰ってきたら見せるんだ、って張り切っているけど、肝心の彼が写っていないから、この間シャルル君が頑張ってジドリ?の仕方を覚えていたよ。ジョージ君と二人で写りたいそうだ。
シャスポー君とグラース君は相変わらず喧嘩が絶えなくて、間に挟まれたタバティエール君がたいへんそうだ。タバティエール君と言えば、先日美味いぱすたをごちそうになったよ。ゴースト君も喜んでいたから、帰ってきたらねだってみると良いかもなぁ。彼なら喜んで作ってくれると思うよ。
まだまだ書き足りないけれど、今回はこれまで。また手紙を書くよ。だから、体を大事に、無理はしないで元気に帰ってきておくれ。

十手




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周年記念の十手さんが貴銃士クラスを元ネタになったよ日常系創作してる、ってエピがあったなぁ、っす書いてみたらなぜか手紙になった件

2024/04/06(Sat) 19:29  コメント(0)

◆捏造妄想手癖万歳!!(追記に続く) 

※Bプロアンレジェ転生パロ(夢主デフォ名有り)





その人は近くて遠い、空の星のような人で、あの頃の俺は手を伸ばすこともできず、ただ見つめることしかできなかった。


目を覚ます。隣で眠るかわいいお姫様に口づけて、艶やかな髪を撫でる。胸を占める幸福感を少しでも留めていたくて、祈るように見つめる。
もう少し。もう少しだけ・・・。
夢のなかで見た景色があまりにリアルで、それを消したかったのかも知れない。

出逢う順番が違ったら。
生まれた家が違ったら。

夢のなかで繰り返された泣き言が頭から離れない。

君を俺のものにできたのに・・・。

それでも俺は笑って彼に言うんだ。
『あなたは彼女を幸せにしてあげてください』
偽善だ。
『総司を俺が連れてきてしまったから』
こんなこと、総司に聞かれたら怒られてしまう。『僕が自分の意志で来たの!』って。
そう。あれは全て皆、「自分の意志」。誰もが与えられた選択肢のなかから精一杯の選択をした。
ただ、選択肢が今よりとても少なかっただけ。
だから、彼女が彼を選んだのも、俺が彼女を諦めたのも、限られた選択肢のなかで選べる一番近い「自分の意志」だった。

『ここに残ることはできないの?』
『俺は皆を守らなくちゃいけないからね』
『それは正しいの?』
『そうだと良いなと思うよ』
『そう・・・』と下を向く彼女の目には先の未来が見えていたんだろう。
いや、彼女だけじゃない。恐らく誰一人、その先の未来が明るいとは思っていなかったかも知れない。けれど、俺たちは歩みを止めるわけにはいかなかった。自分たちはなにも間違っていないと証明するためには、立ち止まるわけにはいかなかったから。
『体に気をつけて』
かけられた言葉はわずかで、小さく頷く彼女が最後に小さく呟いた。

もしもまた出会えたら・・・。

[追記] (2023/09/28(Thu) 15:17)

2023/09/28(Thu) 15:17  コメント(0)

◆書こうと思ったら忘れてた 

※ツイステ。今更グロマス前夜くらいの話。


ダンスなんて分からない。私の世界にはそんなものなかったし。

「社交の場でのマナーも知らないのかい?」
呆れたようにリドル君は言う。
「だって、そんなものなかったし」
少なくとも、私の周りには。
リドル君の家が良いからなのか、この世界では当たり前なのか、正装するパーティも社交ダンスもできるリドル君はやっぱり私とは違う世界に生きてる。
「教えてあげるから、きちんと覚えるんだよ」
「・・・うん」
不承不承うなずく。礼儀作法くらいならなんとか覚えられる、はず、多分。ハーツラビュルの法律みたいに沢山決まりがなければ・・・。でも、ダンスなんて・・・運動は苦手なのに・・・。

一通りマナーを教わって、「じゃあ」って言うリドル君に私はドキドキする。「じゃあ」の次は「ダンスを教えよう」なのかな・・・。
「あ、あの、私、ダンスは・・・」
「ああ、君は踊れないんだったね。でも、それは大丈夫」
「でも・・・」
踊らなくて良いってこと?大人しく端っこで見てれば良い、って?
「ボクがいるから問題ないだろう?」
「え?」
それって、どういう意味?
「君はボクがエスコートするから問題ないよ」
「でも・・・」
「むしろ、ボク以外の人間にエスコートさせたりはしないから」
「・・・え?」
それは、つまり、独占欲、ってことで良いのかな?
考えて、少しだけニヤけちゃう。だって、そんなふうに言ってくれるくらい、私のことが好き、ってことでしょう?
「君はボクに身を任せていたら良いんだよ」
その言葉がとても刺激的で、かっこよくて、蕩けてしまう。リドル君は時々本当に・・・。
「王子様みたい」
私は、聞こえないくらい小さな声でそっと呟いた。



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書きたいなと思う頃にはグロマス終わったからお蔵入りしてたんだけどね、供養しとくね。

2023/01/02(Mon) 00:57  コメント(0)

◆あけましておめでとうございます。 

※新年なので、走り書きIFのRローマス



きらびやか。壁も天井も装飾だらけ。花は生花だろうか。たちこめる香りは噎せそうなくらいだ。
「・・・君と今日、このときを共にできて光栄に思う、モルモット2号」
「はあ・・・」
気圧されるのは室内の様子だけじゃない。隣ではしゃぐ男の様子にも反応に困ってしまう。浮かれている。いつも冷静なこの貴銃士が。
いや、なにも知らない人間から見たら普段と違いは分からないだろう。けれど、分かってしまうのは、それだけ近くにいることの証か。
不本意だけど。
違う、これは自分が彼のマスターだからで・・・。必死で自分の考えを否定していると、周囲から割れんばかりの拍手が起こった。指揮者が一礼し、音楽が始まる。

『・・・モルモット2号、明るい音楽を好む。オーケストラの素晴らしい演奏に感動するも、スローテンポの曲では時折眠たそうに舟を漕ぐ。日々の激務のためか。その寝顔はあどけなく、普段の凛々しい表情とのギャップは特筆すべきものがある』

そんなメモが書かれているなんてことは、私の知らない話だ。





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正月にウィーンフィルのコンサートに行くローマス、は書かねばならない気がしたが、行く経緯がどうとか、そんなんは皆様にお任せします(←おい)
皆さんの一年が良い年になりますように。
ちなみに、書いてる人の正月は元日だけです。明日は仕事じゃー!

2023/01/01(Sun) 19:56  コメント(0)

◆習作 

※ツイステ。監督生帰還if


彼女がこの世界から帰るのは分かっていた。

いや、その可能性がある、というのは分かっていた。

だから、ボクはその日、引き留めることを選ばなかったんだ。迷子の女の子はやがて夢から覚める。それだけのこと。
でも、ボクの物語はそこで終らない。終わらせたりなんかしない。いつか、彼女の世界に繋がる道を探して、必ず物語をハッピーエンドにしてみせる。
そう、あの日誓ったんだ。
それから少しだけ時間がかかった。彼女の世界でも時間は過ぎているだろう。ボクは鏡を覗く。動悸が早い。久しぶりに会う人はどう変わっただろうか。ボクを、この世界を覚えている?震える手で魔法をかける。失敗なんかしない。ボクはリドル・ローズハートだ。異世界にだって行ける。ただ・・・。
彼女の隣に違う誰かがいたら・・・。
その人が彼女を幸せにしていたら・・・。
その人から彼女を奪うのが正解だと言えるほど、ボクも自分を過信はできなくなっていた。「自分が一番正しい」なんて傲慢に思える幼稚さはもう、抱けなくなっていたんだ。
ああ、愛しいボクの赤い薔薇、どうか、どうかまたボクに微笑んで。全てを、お母様も捨てたボクの手を取って・・・。





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こんな感じから始まる逆トリップを数日前に思いついたんだけど、続きが書ける書ける気がしないので供養しときます。

2022/10/18(Tue) 19:19  コメント(0)

◆習作 

千銃士R。ワンにゃんイベ時空。notマスター




憧れの人。眺めるだけで幸せな麗しき白百合様。
「ねえ」
ああ、今日も美しい。
「ねえ」
お声も蠱惑的。
「おーい」
あら、珍しい。柔らかな笑顔が困ったように曲がる。
「・・・さん」
「・・・さん?」
ああ、その美しい声で私の名前を呼ぶなんて・・・。

って・・・。

「は、はいぃぃぃ!」
我に返って立ち上がった。おまけで敬礼のポーズをとれば、シャルルヴィル先輩は困ったように小首をかしげる。
「僕の話、聞いてた?」
「へあ、ああ、あの・・・」
聞いてませんでしたっ!
慌てる私にくすりと笑って、シャルルヴィル先輩は上目遣いに私を見る。
「・・・実は、折り入ってお願いがあって、さ・・・」

猫、もらってくれないかなぁ?

「ね、猫でありますか!?」
「うん。最近拾ったんだけど、僕だけじゃ世話できなくて」

猫、好き?

「す、好きです!」










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時間がないので、とりあえずここまで!

2022/03/28(Mon) 18:17  コメント(0)

◆モルモット2号のバレンタイン 

※千銃士R。官営君のバレンタイン台詞ネタ。(捏造あり)




チョコは6つ。一つは睡眠薬、一つは笑い薬、そしてもう一つは・・・。
「まさか毒が入ってたりしないでしょうね?」
睨みつけるとローレンツは「さあ?」と笑う。
「君は大事なモルモットだ。死ぬようなものは入れていない。まだまだやってみたい実験は沢山あるからな」
「・・・」
怪しいのは腹痛を起こしたりするような軽い毒。あとは・・・神経、というより感情に訴える薬物。サイズからして指輪、なんていうのはありえない。でも、催淫剤のようなものなら・・・こいつ、まさか私を無理矢理・・・!?
そこまで考えて頭を横に振った。まさかそんな、漫画や小説じゃあるまいし。そもそも、ローレンツが求めているのは「マスターに必要とされること」で、私自身には興味はないはずだし、あれ?なんか、それはそれで悲しい・・・いや、なんで悲しいんだ?良いじゃない、こんなのに好かれたって嬉しくないんだし!
ぐるぐる回る思考を途切れさせるように実食を促すローレンツに、彼女は「ええい!」とチョコを一粒とると口に入れた。
「・・・?・・・!!」
甘いチョコのあとに広がる芳醇な香り。微かに感じる酸味が甘さを引き立てる。
「フフ。どうやら当たりを引いたようだな、モルモット」
「・・・これは・・・」
「チョコレートは6粒。うち、一つは睡眠薬。一つは笑い薬、そしてもう一つが君が食べた・・・」


君の好きな加工メーカーのアプリコットジャム。

「見事だモルモット!君は一発で当たりを引いたようだな」
「アプリコット、ジャム・・・」
満足気なローレンツと対照的に呆けた顔をする彼女を小さく笑って、ローレンツは顔を近づけると、わざと耳元で囁いた。
「それとも君は、なにか他のものを期待したのか?例えば、そう・・・君の体の自由を奪うような・・・」
「うるさい!」
真っ赤になる彼女にローレンツは腹を抱えて笑い出す。
「ならばモルモット、来年は君の期待に応えるようなものを用意しよう」

まあ、その頃には実験する必要もなくなっているかも知れないがな。







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夢書きのセオリーとしてはここからR展開なのかも知れんが、私はこんな感じが好きだなー、って話。

2022/02/14(Mon) 23:21  コメント(0)

◆試し書き 

※とうらぶ。慣れないながら姫さにが書きたい!



その人は自分のことを「醜い」という。
「私の一族は霊力なんてないはずなんです」
見えてはいけないものが見えてしまう、気持ち悪い存在。
「じゃあ、さ、おれたちは気持ち悪い?」
「え?」
「汚らわしいものが見える醜い存在、なんでしょ?」
だから、疎まれ、嫌われた。醜い、醜いと言ってくる家族から逃れるように家を出て、そしてたどり着いた、ココ。
「審神者でいれば、誰も私を気持ち悪いなんて言わないから」
そう言って笑う主を眺めて、その頰を撫でる。
「主はかぁいいよ」
小さくて、細くて、儚い。
「姫鶴さんは刀だから・・・」
主である人の子を慕うのが刀剣男士。
「そういうことじゃ、ないんだけど」
「?」
首を傾げる主の髪を撫でて、放す。
「ま、いっか」
今は。
「また今度、教えたげる」
もっと、もっと主に刷り込んで。そのために、何度だって言うから。

かぁいいよ、って




**************************
姫鶴一文字が好み過ぎて辛いので、自己肯定感激低な審神者が姫鶴ちゃんに「かぁいい、かぁいい」言われて依存していく話が書きたい。

2022/01/08(Sat) 21:09  コメント(0)

◆習作 

※千銃士R官営ローマス、書きたいところだけ





「良いじゃないか」
カール様はおっしゃる。
「僕には理解できない感情だが、なかにはそういうこともあるだろう」
「しかし」
「現に革命戦争のあのローレンツもマスターと深い仲になっていたようだし」
「・・・」
革命戦争を戦ったというお粗末な民間製ローレンツの話をされると、なんだかとても不愉快になる。あんなお粗末なものと同じに扱わないでほしい。俺は官営工場製。性能がよく、優れた貴銃士なのだから。
「彼が言っていたマスターに選ばれた、それは恐らく貴銃士として選ばれた、ということを指しているとは思うけれど、恋人として、と捉えても彼がそれを誇りに絶対高貴になったとするのはあながち間違いではなかったかも知れないねえ」
そう言いながらカール様は遠くを見る。懐かしむ表情をしているのは、レジスタンスの貴銃士としての日々を大切に思っているからだろうか。
とはいえ・・・。
「しかし、俺は、そんな目でモルモット2号を見ているわけでは・・・」
カール様の視線が俺を捉える。まっすぐな瞳を見て、俺はハッとした。
ああ、そうか、カール様は俺を目覚めさせるためにヒントを与えてくださっているのか。俺がモルモット2号を恋愛対象とする。守るべき存在を得ることで俺は絶対高貴に目覚める。そう、示唆してくださっているのか。ああ、そうか、それならば・・・。
「分かりました、カール様。この不肖ローレンツ、必ずやモルモット2号と恋愛関係を結び、絶対高貴に目覚めるとお約束しましょう」
「?」
深々と頭を垂れ、踵を返す。これは試練なのだ。俺がカール様の期待に応え更に優秀な貴銃士になるために必要な試練。そうとなれば更にモルモット2号を観察せねばならない。モルモット2号が喜ぶもの、惹かれるものを観察し、興味を惹かなければ。







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こんな感じから始まるお話が書きたいです。

2021/12/24(Fri) 01:44  コメント(0)

◆習作 

千銃士R官営ローマス、書きたいとこだけ




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「つまり、君を愛しく思い、守りたいと思えば俺の高貴さは高まり、ひいては絶対高貴につながるのだ」
「・・・はあ」
彼女はキョトンとした顔をして、間の抜けた返事をする。
「そのためには俺たちは愛し合わなければならない」
「・・・はあ」

カール様はおっしゃった。革命戦争で戦ったあのローレンツはマスターを愛し、またマスターもあのローレンツを愛していたと。
『マスターに選ばれたという誇りこそが、彼が絶対高貴に目覚めた直接的な理由だと、彼は言っていた』
ならば、俺が絶対高貴に目覚めるために必要なのもまた、マスターであるモルモット2号に選ばれたという事実であるはず。
「・・・あの、つかぬことを窺いますが・・・」
モルモット2号は恐る恐る尋ねる。
「選ばれた、と選ばされた、は違う気が・・・」
「・・・っ」
「それならそれで、自発的に選ばせていただきたいな、と・・・」
「ほう、自発的に俺を選ぶ、と?」
「いや、選んでしまうような姿を見せていただきたい、と・・・」
「・・・っ」
困惑するモルモットは上目遣いで俺を見る。
「い、良いだろう!必ず俺を選ばせて、そして俺の理論を証明してやる」
反論する俺は知らなかった。この話を聞いたカール様が後日腹を抱えてお笑いになった、ということを。

2021/12/05(Sun) 13:38  コメント(0)

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